Microsoft広告の上限CPCの仕様変更(2026年10月)後に、クリック単価と問い合わせ単価が上がっていないかを、設定変更の日の前後の期間を比較して確認する
Microsoft広告では、2026年10月1日以降に作成した、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンに、上限CPC(上限クリック単価)を設定できなくなりました。上限CPCを設定せずに配信しているキャンペーンでは、クリック単価と問い合わせ単価が、上限CPCを設定していた時期より上がっていないかを確認する必要があります。
診断サンプルとして設定した架空の精密部品メーカーC社では、キャンペーン「検索|製品の一般語」の問い合わせが12か月で121件、28日あたりに換算すると約9件です。この規模では、1件の増減だけで問い合わせ単価が10%以上変わるため、設定変更後の数週間の値だけでは影響を判断できません。
本記事では、仕様変更の対象範囲を、公式ブログ(2026年8月31日)とMicrosoft Advertising APIの開発者向けの資料(以下、APIの資料)で確認したうえで、影響を受けるキャンペーンの特定方法、比較期間の設定方法、クリック単価と問い合わせ単価を確認する順序、これらの単価が上がった場合の対処を整理します。本記事の「変更日」は、2026年10月1日(仕様変更の日)ではなく、広告主が設定を変更した日(既存のキャンペーンで上限CPCを削除した日、または新しいキャンペーンに切り替えた日)を指します。代表的な場面は次の3つです。
- 10月に作成した検索キャンペーンに、既存のキャンペーンと同額の上限CPCを設定できない2026年10月1日以降に作成した、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンには、上限CPCを設定できない
- 上限CPCを削除した翌週の平均クリック単価が、前の週より35%高い変更日から2週間を除いた変更後の期間を、同じ長さの変更前の期間と比較する
- 変更日から2週間を除いた28日間の問い合わせ単価が、C社が定めた問い合わせ単価の上限30,000円を超えている問い合わせが28日で9件程度では、1件の差で問い合わせ単価が10%以上変わり、上限を上回るか下回るかが変わることがある
本記事の対象読者は、BtoB事業で問い合わせを成果とし、Google広告と並行してMicrosoft広告を自動入札で運用している担当者です。
TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断で、キャンペーンごとの入札戦略の設定と問い合わせ単価を点検しています。本記事では、公式ブログとヘルプの記述に、その点検で確認している点を加えて解説します。
【結論】Microsoft広告の上限CPCの仕様変更後は、影響を受けるキャンペーンを特定し、変更日から2週間を除いた期間で、クリック単価と問い合わせ単価を変更前の期間と比較する
影響を受けるキャンペーンを特定し、変更日から2週間を除いた変更後の期間を、同じ長さの変更前の期間と比較します。確認は、もとになるクリック数が多く早い時期に判断できる平均クリック単価から始め、問い合わせが30件以上になってから問い合わせ単価を比較します。平均クリック単価が上がっても、問い合わせ率が同じ割合で上がれば、問い合わせ単価は変わりません。

上限CPCは、自動入札で1回のクリックに支払う金額を抑える設定です。上限CPCを削除したキャンペーンや、上限CPCを設定できない新しいキャンペーンでは、上限CPCを設定していた時期より平均クリック単価が上がることがあります。ただし、BtoB企業の検索広告で評価の基準とするのは、クリック単価ではなく問い合わせ単価です。
Microsoft広告の上限CPCの仕様変更とは:2026年10月1日以降に作成した、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンには上限CPCを設定できない
10月に作成した検索キャンペーンに、既存のキャンペーンと同額の上限CPCを設定できない。
2026年10月1日以降に作成したキャンペーン(以下、新しいキャンペーン)のうち、ポートフォリオ入札戦略を使わず、入札戦略がクリック数の最大化・コンバージョン数の最大化(目標CPAを含む)・コンバージョン値の最大化(目標ROASを含む)のものには、上限CPCを設定できません。一方、10月1日より前に作成したキャンペーン(以下、既存のキャンペーン)のうち、上限CPCを設定済みのものは、その値を引き続き使用できます。

2025年8月4日以降、目標CPAはコンバージョン数の最大化の、目標ROASはコンバージョン値の最大化の設定項目として指定する仕様になったため、これらの目標を使うキャンペーンも、2026年10月の上限CPCの仕様変更の対象です。
公式ブログ(2026年8月31日)は、仕様変更の理由について、上限CPCが広告主自身の目標CPA・目標ROASより優先され、自動入札に目標と相反する制約を課すためと説明しています。代わりの管理方法として予算・目標CPA・目標ROAS・コンバージョン値ルール・季節性の調整を挙げ、上限CPCを削除した場合の影響は、テスト機能(元のキャンペーンと、設定を変えて複製したキャンペーンに配信を分け、成果を比較する機能)で確認するよう勧めています。
APIの資料のうちリリース ノートには、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンには上限CPCの値を追加できないこと、既存の値は編集・削除できること、ポートフォリオ入札戦略では引き続き上限CPCを設定できることが記載されています。なお、公式ヘルプ「入札戦略で Microsoft Advertising による入札の管理を行なう」には、2026年10月30日時点でこの仕様変更の記載がなく、上限CPCを設定する従来の手順が掲載されたままです。
仕様変更の影響を受けるキャンペーンの特定方法:作成日・入札戦略・上限CPCの有無で区分する
アカウント内の6つの検索キャンペーンのうち、2026年10月の仕様変更の影響を受けるものを特定できない。
キャンペーンは、新しいキャンペーン、既存のキャンペーンで上限CPCを削除したもの、既存のキャンペーンで上限CPCを維持しているものの3つに区分します。影響を確認するのは前の2つで、区分によって比較の基準とする期間やキャンペーンが異なります。

まず、キャンペーンの設定で入札戦略の種類と上限CPCの有無を確認し、次に作成日を調べます。キャンペーンを作成した日付は、変更履歴に「追加」として記録されます(その確認方法は、コラム「Microsoft広告の推奨事項の自動適用|変更履歴で変更を確認し、停止すべきか判断する」で解説しています)。上限CPCを削除した日は、変更履歴か運用の作業記録で特定します。
既存のキャンペーンを新しいキャンペーンに切り替えた場合は、新しいキャンペーンの配信開始から2週間を除いた期間を、元のキャンペーンの停止前の同じ長さの期間と比較します。新旧のキャンペーンでキーワードや広告の構成が異なる場合は、共通するキーワードに絞って比較します。既存のキャンペーンで上限CPCを削除した場合は、同じキャンペーンの削除前後を比較できるため、新しいキャンペーンの場合より条件をそろえやすくなります。
既存のキャンペーンで上限CPCを維持しているものは、比較の対象外です。ただし、本記事では、APIの資料の記載にもとづき、上限CPCを一度削除すると同じキャンペーンに再設定できないものとして扱います。上限CPCの削除を検討する場合は、事前にテスト機能で影響を確認します。
比較期間の設定方法:変更日から2週間を除いた変更後の期間を、同じ長さの変更前の期間と比較する
上限CPCを削除した翌週の平均クリック単価が前の週より35%高く、これを削除による上昇と判断している。
変更日から2週間を除外し、変更前と変更後について、長さが同じで曜日の構成もそろう期間(28日など)を比較します。あわせて、期間中にほかの設定変更がなかったかと、設定を変更していない参照用のキャンペーンの推移も確認します。

公式ヘルプによると、入札戦略を有効にすると2時間以内に入札単価の自動調整が始まり、最適化に十分なデータがそろうまで最大2週間かかります。公式ヘルプは、コンバージョン数の最大化と目標CPAについて、この1〜2週間を学習期間と呼び、その期間の成果で入札戦略を評価しないよう勧めています。上限CPCを削除した場合に入札の調整に要する期間は記載がないため、本記事では同じく変更日から2週間を比較の対象から除きます。
変更前後の期間は、28日のように7の倍数の日数とし、平日と週末の日数をそろえます。祝日や展示会の時期が一方の期間だけに含まれる場合は、比較する期間を前後に移します。期間中に予算・キーワード・コンバージョン目標などを変更している場合は、比較の結果にその影響も含まれます。Google広告からのインポート(取り込み)をスケジュールで定期的に実行し、入札戦略や予算も更新する設定になっている場合は、担当者が操作しなくてもこれらの値が変わります(コラム「Microsoft広告のGoogle広告インポートで設定が戻ったかを変更履歴で確認する方法」)。
設定変更の影響を市場全体の変化と区別するため、同じ期間に設定を変更していないキャンペーンや、同じキーワードで広告を配信しているGoogle広告のキャンペーンを、参照用のキャンペーンとします。参照用のキャンペーンのクリック単価も同程度に上がっている場合は、季節要因や競合他社の入札による影響が大きいと考えられます。
公式ヘルプ「変換遅延について」(コンバージョンの遅延の説明)によると、コンバージョンは発生日ではなくクリック日で計上されるため、期間の終わり近くのクリックから生じた問い合わせは、後から件数に加算されます。キャンペーンの画面に「コンバージョンの遅延」列(コンバージョンの90%が計上されるまでの日数の目安)が表示される場合は、その日数が過ぎてから集計します。
クリック単価の確認:平均クリック単価・クリック数・インプレッション シェアを変更前の期間と比較する
変更日から2週間を除いた28日間の平均クリック単価が、変更前の28日間の215円から258円に上がり、クリック数は1,200件から1,000件に減っている。
上限CPCを削除すると、それまで上限CPCで抑えられていた入札単価が引き上げられるため、平均クリック単価が上昇することがあります。費用が変わらない場合(予算を使い切って配信が制限されている場合)、平均クリック単価の上昇はクリック数の減少として現れます。平均クリック単価の上昇幅に加えて、インプレッション シェアと上部インプレッション率の変化を確認します。

| 項目 | 変更前の28日 | 変更後の28日 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 258,000円 | 258,000円 | 0% |
| クリック数 | 1,200件 | 1,000件 | −16.7% |
| 平均クリック単価 | 215円 | 258円 | +20.0% |
| 問い合わせ件数 | 9件 | 8件 | −1件 |
| 問い合わせ率 | 0.75% | 0.80% | +0.05ポイント |
| 問い合わせ単価 | 28,667円 | 32,250円 | +12.5% |
平均クリック単価は、費用をクリック数で割った値です。28日間で1,000件程度のクリックがあるキャンペーンでは、平均クリック単価の変化の大きさを、問い合わせ単価より早い時期に判断できます。比較表の例では、費用が同じまま平均クリック単価が20.0%上がったため、クリック数が1,200件から1,000件に減っています。
平均クリック単価が上がった要因は、広告シェアの指標で確認します。インプレッション シェアと上部インプレッション率(広告が検索結果の上部に表示された割合)が上がり、広告ランクによるインプレッション シェアの損失が減っている場合は、上位に表示される機会が増えたと考えられます。公式ヘルプによると、これらの指標は推定値のため、変化の方向を確認する補助として使います。あわせて、キーワード別に平均クリック単価の変化を比較し、上昇幅の大きいものを特定します。
問い合わせ単価の確認:問い合わせが28日で9件程度では、1件の差で問い合わせ単価が10%以上変わる
変更日から2週間を除いた28日間の問い合わせ単価が32,250円で、C社が定めた問い合わせ単価の上限30,000円を超えている。
問い合わせ単価は、平均クリック単価を問い合わせ率で割った値です。平均クリック単価が20%上がっても、問い合わせ率も同じ割合で上がれば、問い合わせ単価は変わりません。問い合わせが28日で9件程度のキャンペーンでは、1件の差で問い合わせ単価が10%以上変わるため、問い合わせが30件以上になってから判断します。

前の章の比較表の例では、問い合わせ率(問い合わせの目標の件数÷クリック数)は変更前0.75%、変更後0.80%で、問い合わせ単価は215円÷0.75%=28,667円から、258円÷0.80%=32,250円に上がっています。問い合わせ単価を変更前と同じ28,667円に保つには、問い合わせ率が0.90%(0.75%の1.2倍)まで上がる必要があります。
ただし、変更後の問い合わせが8件か9件かという1件の差は、配信の内容が同じでも生じうるものです。図のとおり、問い合わせ単価は、8件の場合は問い合わせ単価の上限30,000円を上回り、9件の場合は下回ります。1件の差による問い合わせ単価の変化は、問い合わせが9件前後のときは10〜13%、30件前後のときは約3%です。
公式ヘルプは、コンバージョン数の最大化と目標CPAについて、成果を評価する前に30件以上のコンバージョンを集めるよう勧めています。本記事でも、変更前と変更後の問い合わせがそれぞれ30件以上になってから比較します。問い合わせが30件以上になる時期は、過去12か月の月平均の件数から見込みます。C社の「検索|製品の一般語」の場合、問い合わせが30件に達するまでに約13週かかります(12か月で121件という値から計算)。変更後に件数が減っている場合は、さらに長くかかります。変更前の期間も、変更後と同じ長さにそろえます。
問い合わせが30件以上になった時点の問い合わせ単価は、変更前の値と、事前に決めた問い合わせ単価の上限の両方と比較します。問い合わせ単価の上限の設定方法は、コラム「Microsoft広告をBtoBで評価する方法|問い合わせ単価の上限と資料DLの分け方」で解説しています。
クリック単価や問い合わせ単価が上がった場合の対処:目標CPA・予算・ポートフォリオ入札戦略
上限CPCの削除から約4か月後、問い合わせが30件以上になった時点の問い合わせ単価が、変更前の値と問い合わせ単価の上限の両方を上回っている。
問い合わせを成果とする検索キャンペーンでの主な対処は、目標CPAの設定と予算の見直しです。1回のクリックに支払う金額に上限が必要な場合は、キャンペーンをポートフォリオ入札戦略に関連付け、ポートフォリオ入札戦略の側で上限CPCを設定します。

目標CPA:設定する前に、直近30日間のコンバージョンが30件に達しているかを確認する
目標CPAは、入札戦略「コンバージョン数の最大化」の設定項目として指定します。公式ヘルプは、過去30日の実際のコンバージョン単価を基準に目標を設定し、変更する場合は上下10〜15%以内にとどめるよう勧めています。目標の設定後、「配信」列に「自動入札ターゲットによる制限」(ヘルプの表記)と表示されることがあります。これは、目標を引き上げれば配信の機会を増やせることを知らせる表示で、最適化の問題を示すものではありません。目標を引き上げるかどうかは、問い合わせ単価の上限を超えない範囲で判断します。
APIの資料(予算と入札の戦略)には、直近30日間のコンバージョンが30件に満たない場合、コンバージョン数の最大化(目標CPAを設定した場合を含む)では入札単価の最適化が停止されると記載されています。この30件に計上されるのは、「コンバージョンに含める」に設定した目標で計上された件数です。C社の「検索|製品の一般語」の問い合わせは月平均約10件(C社の値から計算)のため、問い合わせの目標だけでは30件に届きません。目標CPAを設定する前に、入札に使うコンバージョンの直近30日間の件数を確認します。
予算:費用が予算の上限に達し、クリック数と問い合わせ件数が減っている場合は、予算による制限を確認する
平均クリック単価の上昇でクリック数と問い合わせ件数が減っている場合は、予算による制限を確認します(コラム「Microsoft広告の予算|配信を制限している上限の見分け方と増額の効果の見積もり」)。
ポートフォリオ入札戦略:上限CPCを設定できるが、種類は作成後に変更できない
公式ブログとAPIの資料によると、ポートフォリオ入札戦略では、新しいキャンペーンでも上限CPCを設定できます。公式ヘルプによると、ポートフォリオ入札戦略の種類は作成後に変更できません。また、ポートフォリオ入札戦略にキャンペーンを関連付けた直後、入札戦略の状態は「学習」と表示され、入札単価の調整に必要なデータがそろうまでに数週間かかります。キャンペーンをポートフォリオ入札戦略に関連付けた場合も、その日を変更日として、本記事の手順で前後の期間を比較します。除く期間は2週間ではなく、ポートフォリオ入札戦略の状態が「学習」から変わるまでとします。キーワードごとの入札単価でクリック単価を管理したい場合は、今回の仕様変更の対象外である拡張クリック単価も選択肢になります。
テスト機能:上限CPCを維持している既存のキャンペーンでは、削除する前に影響を確認する
2026年9月30日の公式ブログでは、検索キャンペーンなどで最適化のテスト機能(optimization experiments)の一般提供が始まったと発表されました。テスト機能では、元のキャンペーンと、設定を変えて複製したものに予算と配信を分け、同じ期間の成果を比較します。APIの資料(実験データ オブジェクト)によると、共有予算を使うキャンペーンは、テストの元のキャンペーンに指定できません。配信を2つに分けるため、それぞれのキャンペーンで問い合わせが30件以上になるまでには、テストを行わない場合より長い期間が必要です。
TAMKOのMicrosoft広告アカウント診断で確認すること
TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断の内容を、診断ページで「いまの使い方で続けてよいか。やめるべきものはあるか。広告で伸ばせるか。」という3つの問いに、「1年分の配信の記録をもとに、根拠を添えてお答えします。」と説明しています。
診断の回答内容と提供形式
- 1問い合わせを基準にした評価継続の可否、停止すべき施策の有無、広告による拡大の余地に回答する
- 2根拠と検証方法の提示改善点・継続してよい点・判断できない点のそれぞれに、設定の手順・根拠・検証の方法を示す
- 3報告書と説明会エグゼクティブサマリー・調査報告書・分析の明細(Excel)と、オンラインの説明会1回
TAMKOの診断では、上限CPCの仕様変更のようにMicrosoft広告側の変更で入札の設定が変わった場合も、変更日前後の問い合わせ単価を比較し、件数が不足するときは判断に必要な期間を示します。診断ページにも、「改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。」と記載しています。
TAMKOがMicrosoft広告のアカウントを診断します。診断は無料です(毎月2社まで)。結果は報告書でお渡しし、オンラインでの説明会を1回実施します。運用の委託をご検討の場合は、Microsoft広告のお試し運用(1施策・1か月で5万円・税別)もご利用いただけます。
よくある質問(FAQ)
Q01一度削除した上限CPCを、同じキャンペーンに再設定できますか?
APIの資料の記載では、再設定できません。
同資料には、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンには上限CPCの値を追加できないと記載されています。上限CPCが必要な場合は、キャンペーンをポートフォリオ入札戦略に関連付け、ポートフォリオ入札戦略の側で設定します。
Q02拡張クリック単価を使うキャンペーンも、今回の仕様変更の対象ですか?
対象外です。
公式ブログで対象に挙げられた入札戦略は、クリック数の最大化・コンバージョン数の最大化(目標CPAを含む)・コンバージョン値の最大化(目標ROASを含む)で、拡張クリック単価は含まれていません。
Q03Google広告からインポートしたキャンペーンの上限CPCは、どのように扱われますか?
公式ブログとAPIの資料には、インポートした場合の扱いについての記載がありません。
インポートの後に、キャンペーンの設定で入札戦略と上限CPCの有無を確認してください。
Microsoft広告の上限CPCの仕様変更の影響は、変更日から2週間を除いた前後同じ長さの期間で、平均クリック単価、問い合わせ単価の順に確認する|まとめ
Microsoft広告では、2026年10月1日以降に作成した、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンに上限CPCを設定できなくなりました。キャンペーンを3つに区分して影響を受けるものを特定し、変更日から2週間を除いた変更後の期間を、同じ長さの変更前の期間と比較します。平均クリック単価の上昇は問い合わせ率とあわせて評価し、問い合わせ単価は、問い合わせが30件以上になってから、変更前の値と問い合わせ単価の上限の両方と比較します。上限CPCを維持している既存のキャンペーンでは、削除する前にテスト機能で影響を確認します。
この記事のポイント
- 2026年10月1日以降に作成した、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンには、上限CPCを設定できない。同日より前に作成したキャンペーンで設定済みの値は維持され、ポートフォリオ入札戦略では引き続き設定できる。
- APIの資料によると、ポートフォリオ入札戦略を使わないキャンペーンには上限CPCを追加できないため、上限CPCの削除は元に戻せない操作として扱う。
- 影響の確認では、変更日から2週間を除いた変更後の期間を、長さが同じで曜日の構成もそろう変更前の期間と比較する。
- 平均クリック単価は、もとになるクリック数が多いため先に確認する。費用が変わらない場合(予算を使い切っている場合)、平均クリック単価の上昇はクリック数の減少として現れる。
- 問い合わせ単価は、平均クリック単価÷問い合わせ率で決まる。問い合わせが28日で9件程度の場合は、1件の差で問い合わせ単価が10%以上変わるため、問い合わせが30件以上になってから比較する。
- クリック単価や問い合わせ単価が上がった場合は、目標CPA・予算・ポートフォリオ入札戦略を使い分ける。コンバージョン数の最大化(目標CPAを含む)は、入札に使うコンバージョンが直近30日間で30件に満たないと、入札単価の最適化が停止する。
