Microsoft広告のオフラインコンバージョンで商談・受注を取り込む際は、事前にMSCLKIDの保存と取り込み期限を確認し、取り込み後は計上件数を顧客管理システムの記録と照合する
BtoB企業がMicrosoft広告を運用する場合、問い合わせの件数は管理画面で確認できます。一方、そのうち何件が商談や受注に至ったかは、顧客管理システム(CRM)の記録でしか確認できません。オフラインコンバージョンは、これらの商談・受注のデータをMicrosoft広告に取り込み、元になった広告のクリックに結び付けて、コンバージョンとして計上する機能です。
診断サンプルとして設定した架空の精密部品メーカーC社では、2026年9月の問い合わせが84件で、仮定の商談化率30%を当てはめると、約25件の商談が見込まれます。仮に、顧客管理システムに記録された商談が見込みどおり約25件あり、オフラインコンバージョンとして取り込んだ結果、Microsoft広告で目標に計上された件数が14件だった場合(説明用の架空の数字)、管理画面の数値から計算した商談化率は約17%となり、仮定の30%を大きく下回ります。この場合、約25件と14件の差は、実際の商談数が少ないためではなく、取り込み前後の手順に起因して生じています。
本記事では、オフラインコンバージョンを使う前の準備(MSCLKID(Microsoft広告のクリックID)の保存、目標の作成、取り込み期限と取り込み方法の確認)と、取り込み後に件数を照合する手順を、Microsoft広告の公式ヘルプと開発者向けの資料(Microsoft Advertising APIのリファレンス。以下、APIの資料)にもとづいて整理します。よくある場面は次の3つです。
- 顧客管理システムにMSCLKIDの列を追加しても、Microsoft広告経由の問い合わせの一部で値が空欄になるMSCLKIDはランディング ページのURLにのみ付加され、別のページに移動した後のURLには引き継がれない
- クリックから受注まで約4か月かかる商材で、受注のデータをオフラインコンバージョンとしてアップロードしても、ほとんどの行が受注の目標に計上されない取り込むコンバージョンの日時は、クリック後の目標の計測期間(最大90日)内である必要がある
- アップロードが正常に完了したと表示されても、商談の目標の計上件数が、顧客管理システム上の商談数より少ない期限を過ぎた古いMSCLKIDなどを含む行があっても、形式が正しければ、アップロードは正常に完了したと表示される
本記事の対象読者は、BtoB事業でMicrosoft広告を運用し、問い合わせを広告の成果として計測しながら、商談・受注を顧客管理システムで記録している担当者です。
TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断で、企業からの問い合わせを基準に、アカウントの設定と実績を点検しています。本記事では、その点検の手順にもとづいて解説します。
【結論】Microsoft広告のオフラインコンバージョンは、MSCLKIDの保存と取り込み期限を確認してから使い、取り込み後に件数を照合する
オフラインコンバージョンを使う前に、MSCLKIDが問い合わせの記録に残っているか、取り込む段階(商談・受注)がクリック後の計測期間(最大90日)内に発生するかを確認します。取り込んだ後は、Microsoft広告で目標に計上された件数を、顧客管理システムの商談数と照合します。取り込みの操作自体は単純ですが、両者の件数の差は、主に取り込み前後の手順に起因して生じます。

公式ヘルプ「オフライン コンバージョンのトラッキング」では、設定前の確認事項として、すべてのWebページのコードを変更できること、MSCLKIDを見込み顧客の情報とあわせて保存できること、計測期間が90日未満であることの3つを挙げています(3つ目はヘルプの表記で、目標の計測期間は最大90日まで設定できます)。このうち前の2つは、管理画面の操作ではなく、Webサイトと顧客管理システムの側で準備する事項です。3つ目は、取り込む商談・受注がクリックから90日以内に発生するかを確認する事項です。なお、管理画面とヘルプでは、オフラインコンバージョンは「オフライン コンバージョン」と表記されています。
Microsoft広告のオフラインコンバージョンとは:Webサイト外で発生した商談・受注を、MSCLKIDで広告のクリックに結び付ける機能
Microsoft広告の管理画面には問い合わせの件数が表示されるが、キャンペーンごとの商談の件数は表示されない。
オフラインコンバージョンは、広告のクリック後にWebサイト外で発生した成果(商談・受注・電話での成約など)をMicrosoft広告に取り込み、そのクリックに結び付けて計上する機能です。結び付けには、クリックごとに発行されるMSCLKIDを使います。

公式ヘルプでは、フォームの送信や見積もりの依頼で見込み顧客を獲得し、その後の販売を対面や電話で完了する場合に、オフラインコンバージョンの利用を勧めています。BtoBでは、問い合わせを計上するUETタグの目標(以下、問い合わせの目標)と、商談を計上するオフラインコンバージョンの目標(以下、商談の目標)を分けて作成します。商談の件数を取り込めば、問い合わせが商談に至った割合(商談化率)を、キャンペーンごとに実績値で確認できます(商談化率から問い合わせ単価の上限を算出する方法:コラム「Microsoft広告をBtoBで評価する方法|問い合わせ単価の上限と資料DLの分け方」)。
MSCLKIDの保存:ランディング ページのURLにのみ付加されるクリックIDを、問い合わせの記録に残す方法
顧客管理システムにMSCLKIDの列を追加しても、Microsoft広告経由の問い合わせの一部で値が空欄になる。
MSCLKIDはランディング ページのURLにのみ付加され、訪問者が別のページに移動した後のURLには引き継がれません。そのため、ランディング ページでMSCLKIDを取得してCookieに保存し、問い合わせフォームの送信時に、隠し項目で顧客管理システムに送る実装が必要です。

MSCLKIDの自動タグ付けは既定で有効になっており、オフにしていた場合も、最初のオフラインコンバージョンの目標を作成した時点で有効に切り替わります。現在の状態は、[キャンペーン]>[設定]>[アカウントごとのオプション]で確認します。対象は、MSCLKIDをURLに追加してコンバージョン トラッキングを有効にするチェックボックスです。自動タグ付けをオフにすると、オフラインコンバージョンを取り込めなくなります。
公式ヘルプが示す保存の手順は2段階です。まず、ランディング ページのURLからmsclkidの値を取得してCookieに保存します(ヘルプのコード例では有効期限90日)。次に、フォームの送信時にCookieから値を読み出し、隠し項目として他の顧客データとあわせて送信します。
実装後は、広告の最終ページURLの末尾に「msclkid=」と32文字のテスト用の値を付けてブラウザーで開き、ページの読み込み後もURLに値が欠けずに残っているかを確認します。値が残らない場合は、ブラウザーの開発者ツールでリダイレクト(HTTPの301・302)の有無を確認し、最終ページURLを転送後のURLに変更するか、転送時にパラメーターを引き継ぐようにサーバーの設定を変更します。
運用中は、顧客管理システムでMSCLKIDが記録されている問い合わせの件数と、Microsoft広告の問い合わせの目標の計上件数を月ごとに比較し、差が大きい月は、最終ページURLやフォームに変更がなかったかを確認します。
MSCLKIDを保存できなかった問い合わせを取り込む方法:強化されたコンバージョン
公式ヘルプ「強化されたコンバージョン」では、取り込むファイルにハッシュ化(SHA-256)したメールアドレスや電話番号を追加する方法が説明されています。APIの資料によると、その場合はMSCLKIDを省略できます。書式の整形とハッシュ化は広告主が行います。Microsoft側で利用者の情報と照合できなかったデータは破棄されます。個人データを使用するため、利用者への通知と同意の要否は、法令とMicrosoft広告のポリシーに照らして判断してください。また、目標がこの機能の対象かどうかは、管理画面で確認してください。
オフラインコンバージョンの目標の作成:計測期間・カウント・「コンバージョンに含める」の設定方法
商談を計上するオフラインコンバージョンの目標を作成した直後にファイルを取り込むと、計上件数が0件のまま変わらない。
目標は、[コンバージョン]>[コンバージョン目標]で種類に[オフライン コンバージョン]を選んで作成します。公式ヘルプによると、目標の作成後、取り込みまでに2時間以上の間隔をあける必要があり、取り込んだデータが表示されるまで最長6時間かかります。

目標名は、取り込むファイルの「コンバージョン名」と完全に一致させます。APIの資料では、一致しない場合、そのデータは適用されないとされています。同じ名前の目標は作成できません。商談と受注を別の目標で計上する場合は、「商談化(オフライン)」「受注(オフライン)」のように、段階ごとに区別できる名前を付けます。
カウントは、1回のクリック後に発生した成果を1件だけ計上する「一意のコンバージョン」と、すべて計上する「全コンバージョン」のいずれかを選びます。公式ヘルプでは、リード獲得の目標には一般に「一意のコンバージョン」を選ぶと説明されています。1件の問い合わせから1件の商談が発生する形であれば、商談の目標は「一意のコンバージョン」に設定します。
「コンバージョンに含める」をオンにした目標は「コンバージョン」列と自動入札の計算の対象となり、オフにした目標は「すべてのコンバージョン」列(カウントの設定の「全コンバージョン」とは別の列)にのみ表示されます。問い合わせの目標と商談の目標をどちらもオンにすると、1回のクリックから問い合わせと商談の2件が「コンバージョン」列に計上されます(目標ごとの件数の確認方法:コラム「Microsoft広告のコンバージョン設定|取り込んだ目標とUETの二重計上の確認方法」)。毎日の取り込みが定着するまでは、商談の目標をオフにして「すべてのコンバージョン」列で件数を確認し、その後に自動入札の計算に含めるかどうかを判断します。
取り込み期限:クリックから計測期間(最大90日)内に発生する段階を選ぶ
クリックから受注まで約4か月かかる商材で、受注のデータをオフラインコンバージョンとしてアップロードしても、ほとんどの行が受注の目標に計上されない。
取り込むコンバージョンの日時は、クリックより後であり、かつ目標の計測期間(最大90日)内である必要があります。クリックから受注までが90日を超える商材では、受注ではなく、計測期間内に発生する段階(初回の商談など)を取り込みます。

公式ヘルプとAPIの資料に記載された取り込みの条件は、次の3つです。コンバージョンの日時がクリックより後であること、その日時が目標の計測期間内であること、コンバージョンにつながった最後のクリックから90日以内に取り込むことです。公式ヘルプによると、そのクリックから90日を超えて取り込んだコンバージョンはインポートされません(APIの資料では、コンバージョンの日時が過去90日以内でない場合、送信が失敗するとされています)。
これらの条件とは別に、公式ヘルプでは、広告のクリックから1時間以上経過してから取り込むよう求めています。
APIの資料の例では、計測期間を30日とした目標で4月30日にクリックがあった場合、5月15日の成果は計上され、6月15日の成果は計測期間外のため計上されません。計測期間は最大90日まで延長できますが、同じ資料によると、延長しても過去のコンバージョンには適用されません。
取り込む段階を選ぶには、顧客管理システムの記録で、問い合わせから商談・受注までの日数を段階ごとに集計します。顧客管理システムにクリックの日時を記録していない場合は、問い合わせの日時をクリックの日時の代わりに使います。クリックが問い合わせより前にある場合は、その分だけクリックからの日数が長くなります。大半の案件が計測期間内に到達する段階を取り込みの対象とし、計測期間は、その段階に至るまでの日数を含む長さに設定します。クリックから受注までの日数が90日を超える案件が多い商材では、Microsoft広告に取り込む成果を商談までとし、受注は顧客管理システムの記録で集計します。
なお、LinkedIn広告で商談・受注のデータを送信するかどうかの判断基準は、コラム「LinkedInコンバージョンAPIで商談・受注を送信すべきか|件数と日数で判断する方法」で整理しています。
取り込み方法:毎日取り込み、ファイルの日時にタイム ゾーンを付記する
商談の記録を月末にまとめて取り込んでいるため、月初に発生した商談がMicrosoft広告の計上件数に反映されるまで、約1か月かかっている。
取り込み方法は、ファイルの手動でのアップロード、オンラインの保存場所に置いたファイルを定期的に取り込むスケジュール、APIの3つです。公式ヘルプでは毎日の取り込みを推奨しており、毎日取り込まない場合は、自動入札のパフォーマンスが低下するおそれがあるとしています。

| 列 | 入力する値 | 注意点 |
|---|---|---|
| Microsoft クリック ID | 成果につながったクリックのMSCLKID | 32文字。強化されたコンバージョンでは省略できる場合がある |
| コンバージョン名 | 商談の目標などの目標名 | 目標名と完全に一致させる |
| コンバージョンの日時 | 成果が発生した日時 | クリックより後の日時。タイム ゾーンを付記する |
| コンバージョン値 | 成果の金額(任意) | 0以上で、小数点以下3桁まで(区切りはピリオド)。空欄の場合は目標に設定した値が使われる |
| コンバージョン通貨 | 金額の通貨(任意) | 空欄の場合は目標に設定した通貨が使われる |
タイム ゾーンは、ファイルの「パラメーター」の行で全体に指定するか、各行の日時に付記します。グリニッジ標準時との時差を付記する書式では、日本時間は「+0900」と表記します(例:2026-10-01 13:00:00+0900)。APIでデータを送信する場合は、日時を協定世界時(UTC)に統一します。
MSCLKID・目標名・日時が同じ行は1回だけ取り込まれ、2回目以降は無視されます。取り込み済みの成果は、コンバージョンの調整で変更できます。失注やキャンセルの場合は「撤回」を指定して件数から除外でき、金額が変わった場合は「修正」を指定して値を更新できます。いずれの操作も、取り込み時と同じ組み合わせ(MSCLKID・目標名・日時)を指定したファイルで行います。
取り込み後の件数の照合:アップロードが正常に完了しても、すべての行が計上されるとは限らない
アップロードが正常に完了したと表示されても、商談の目標の計上件数が、顧客管理システム上の商談数より少ない。
公式ヘルプによると、期限を過ぎた古いMSCLKIDや、アカウントに関連付けられていないMSCLKIDが含まれていても、形式が正しければ、アップロードは正常に完了したと表示されます。取り込みの結果は、アップロード画面の表示ではなく、顧客管理システムの商談数と、商談の目標の計上件数を、クリックが発生した月(顧客管理システムでは問い合わせ月)をそろえて比較し、確認します。

照合には、顧客管理システムの商談数、そのうちMSCLKIDが残っている商談数、アップロードでエラーにならなかった行数、商談の目標の計上件数の4つの数値を使います。どの数値の間で差が生じたかによって、原因の候補を絞り込めます。
C社(診断サンプルの架空の会社)の例では、商談は約25件(仮定の商談化率30%から計算した見込み)です。MSCLKIDが残っている商談数から下の件数を説明用の架空の数字で置くと、MSCLKIDの保存の段階で7件、取り込み時のエラーで2件、エラーにならずに計上されなかった行で2件の差が生じています。1か月分の例のため、実際には3か月程度の合計でもMSCLKIDの保存の段階の差が最も大きいことを確認してから、MSCLKIDを保存する実装の確認に着手します。
| 差が生じる段階 | 主な原因 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 商談数と、MSCLKIDが残っている商談数の差 | 自動タグ付けのオフ、リダイレクトによるパラメーターの消失、Cookieへの未保存、フォームの隠し項目の不備、値の書き換え・切り捨て | 顧客管理システムのMSCLKIDの列、テスト用の値を付けて開いた最終ページURL |
| MSCLKIDが残っている商談数と、エラーにならなかった行数の差 | 目標名の不一致、目標の作成から2時間未満の取り込み、日時の書式の誤りなど | アップロード結果のファイル(エラーの内容) |
| エラーにならなかった行数と、商談の目標の計上件数の差 | 期限を過ぎた古いMSCLKID(クリックから90日を超えて取り込んだ行など)、アカウントに関連付けられていないMSCLKID、クリックより前の日時、計測期間外の日時、MSCLKID・目標名・日時の重複 | 取り込んだファイルの日時と、クリックの日付・計測期間 |
表の2行目と3行目の分け方は、公式ヘルプとAPIの資料の記述にもとづきます。個々の行がエラーになったかどうかは、アップロード結果のファイルで確認してください。複数のアカウントを運用している場合は、クリックが発生したアカウントが、目標の共有の範囲に含まれているかも確認します。
比較する期間:Microsoft広告はクリック日を基準に件数を計上する
公式ヘルプ「変換遅延について」(コンバージョンの遅延の説明)によると、コンバージョンは、発生した日付ではなくクリックの日付にもとづいてレポートに計上されます。9月に取り込んだ商談でも、クリックが8月であれば8月分として計上されます。そのため、顧客管理システムの側も、商談の日付ではなく問い合わせの日付で月ごとに集計し、比較します。
照合は、対象月の最終日のクリックから計測期間が経過し、その期間内に発生した商談の取り込みが反映された後(反映には最長6時間)に行います。計測期間が30日であれば、9月分の照合は10月末以降です。キャンペーンの画面に「コンバージョンの遅延」列(コンバージョンの90%が計上されるまでの日数の目安。2025年6月1日以降のクリックが対象)が表示される場合は、その日数も参考にします。
BtoBでは月ごとの商談数が少ないため、1か月分の結果だけで原因を判断せず、3か月程度の合計値をもとに、どの段階で差が生じているかを確認します。
TAMKOのMicrosoft広告アカウント診断で確認すること
TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断の内容を、診断ページで「BtoBの問い合わせを基準に、検索パートナーの配信先、Google広告からの取り込み、自動で変わった設定、業界と職務まで確認し、続けてよいか・やめるべきものはあるか・広告で伸ばせるかに根拠を添えて答えます。」と説明しています。引用中の「Google広告からの取り込み」は、Google広告のキャンペーンや設定をインポートする機能を指し、本記事の取り込みとは別のものです。
診断で答えることと、回答の形式
- 1問い合わせを基準にした評価続けてよいか・やめるべきものはあるか・広告で伸ばせるかに答える
- 2根拠と検証方法の提示改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添える
- 3報告書と説明会エグゼクティブサマリー・調査報告書・分析の明細(Excel)と、オンラインの説明会1回
オフラインコンバージョンを取り込む仕組みが整備されていないアカウントでは、どのキャンペーンの問い合わせが商談につながったかを、管理画面から判断できません。こうした場合も、TAMKOの診断では検証の方法を示します。TAMKOは診断ページに、「改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。」と記載しています。
TAMKOがMicrosoft広告のアカウントを診断します。費用は無料です(毎月2社まで)。結果は、エグゼクティブサマリー・調査報告書・分析の明細(Excel)でお渡しし、オンラインでの説明会を1回実施します。運用の委託をご検討の場合は、Microsoft広告のお試し運用(1施策・1か月で5万円・税別)もご利用いただけます。
よくある質問(FAQ)
Q01MSCLKIDが保存されていない問い合わせから発生した商談も、オフラインコンバージョンとして取り込めますか?
通常のオフラインコンバージョンでは取り込めません。
APIの資料によると、強化されたコンバージョンを使い、ハッシュ化したメールアドレスか電話番号をファイルに含める場合に限り、MSCLKIDを省略できます。Microsoft側で利用者の情報と照合できなかったデータは破棄されます。
Q02受注の金額を、オフラインコンバージョンの値として取り込めますか?
取り込めます。
ファイルの「コンバージョン値」の列に金額を入力します。ただし、受注がクリック後の計測期間(最大90日)を過ぎてから発生した場合は計上されません。
Q03失注やキャンセルになった商談を、取り込んだ件数から除外できますか?
除外できます。
コンバージョンの調整のファイルで「撤回」を指定すると、その成果は件数から除外され、値は0になります。金額だけを変える場合は「修正」を指定します。どちらも、取り込み時と同じMSCLKID・目標名・日時を指定します。
Q04アップロードが正常に完了したと表示されれば、件数に反映されたと考えてよいですか?
反映されたとは限りません。
期限を過ぎた古いMSCLKIDや、アカウントに関連付けられていないMSCLKIDが含まれていても、形式が正しければ、アップロードは正常に完了したと表示されます。商談の目標の計上件数と顧客管理システムの商談数を、クリックが発生した月ごとに比較します。
Microsoft広告のオフラインコンバージョンは、MSCLKIDの保存と取り込み期限を確認して使い、取り込み後は計上件数を顧客管理システムの記録と照合する|まとめ
Microsoft広告のオフラインコンバージョンは、Webサイト外で発生した商談・受注を取り込み、MSCLKIDで広告のクリックに結び付ける機能です。事前に、MSCLKIDが顧客管理システムに記録される実装になっているか、取り込む段階がクリック後の計測期間(最大90日)内に発生するかを確認してください。取り込んだ後は、顧客管理システムの商談数から商談の目標の計上件数までの4つの数値を、クリックが発生した月ごとに比較し、差が生じた段階から原因を特定します。
この記事のポイント
- オフラインコンバージョンを使うと、Webサイト外で発生した商談・受注を、MSCLKIDで広告のクリックに結び付けて計上できる。
- MSCLKIDはランディング ページのURLにのみ付加されるため、ランディング ページで取得してCookieに保存し、フォームの隠し項目で顧客管理システムに送る。自動タグ付けは既定で有効である。
- 取り込みは、目標の作成から2時間以上経過した後に行う。計測期間は、APIの資料によると既定30日・最大90日である。コンバージョンの日時は、クリックより後、かつ計測期間内である必要がある。
- クリックから受注までが90日を超える商材では、計測期間内に発生する段階(初回の商談など)を取り込む。
- 公式ヘルプでは、毎日の取り込みが推奨されている。
- アップロードでエラーにならなくても、計上されない行がある。顧客管理システムの商談数、MSCLKIDが残っている商談数、アップロードでエラーにならなかった行数、商談の目標の計上件数を、クリックが発生した月ごとに比較する。
