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IndexNowとは:ページの公開・書き換えをBingなどへすぐに送信する仕組みと、送り方・確かめ方

新しいサービスページを公開しても、検索エンジンに見つけられるまでには時間がかかります。Microsoft Copilotのように、検索エンジンの結果を使って回答を作るAIがあります。その場合、検索エンジンに登録されていないページは回答の材料になりません。

IndexNowを使うと、公開・書き換え・削除をしたページのURLを、サイト運営者がBingなどの検索エンジンへ直接送信できます。この記事では、IndexNowの仕組み、AI検索対策で取り上げられる理由、送るまでの手順、送ったあとの確かめ方を整理します。

対象は、自社サイトの更新を担当しているマーケティング・Web担当の方です。WordPressのプラグインを使わない、自社開発のサイトでの送り方も扱います。TAMKOは、2026年9月から自社サイトでIndexNowを使っています。この記事では、IndexNowでの送信とBingへの登録状況の記録もあわせて掲載します。

IndexNowとは

IndexNowは、サイト運営者が「このページを新しく公開した・書き換えた・削除した」ことを検索エンジンへ知らせるための共通の取り決め(プロトコル)です。送信したURLは、Bing・Yandexなど参加している検索エンジンのあいだで共有されます。Googleは参加していません。

検索エンジンは通常、クローラー(ページを巡回して読み取るプログラム)がサイトを訪れたときに、新しいページや更新を見つけます。訪れる頻度は検索エンジンがサイトごとに決めるため、公開してから見つけられるまでの期間はサイトによって異なります。IndexNowを使うと、この巡回を待たずに、変わったページのURLを運営者のほうから送信できます。

参加している検索エンジン

IndexNow.orgのFAQに送信先が載っているのは、Bing(Microsoft)、Yandex、Naver、Seznam.cz、Yep、Amazonの6社です。このうち1社の送信先に送れば、参加している6社すべてに同じURLが共有されます。

Search Consoleの登録リクエストとの違い

Googleに新しいページを知らせる場合は、Search ConsoleのURL検査から「インデックス登録をリクエスト」を使います。IndexNowで送信したURLはGoogleには届かないため、2つの作業は別々に行います。

IndexNowはBingなどへ、登録リクエストはGoogleへ

IndexNow

  • 届く先:Bingなど参加している6社
  • 送り方:プログラムからURLを送る(複数可)
  • 送れる件数の上限:1回10,000件(1日の上限は公開されていない)

Search Consoleの登録リクエスト

  • 届く先:Google
  • 送り方:管理画面でURLを1件ずつ入力する
  • 送れる件数の上限:1日の上限がある(件数は公開されていない)
届く先が異なるため、新しいページを公開したら両方を行う。

どちらも、送信によって登録が保証されるものではありません。IndexNow.orgのFAQにも、送信しても即時に登録されるとは限らないと書かれています。

Microsoftは、Microsoft CopilotのWeb検索にBingの検索サービスを使うと公式に説明しています。Copilotの回答に自社のページが使われるには、まずBingに登録されている必要があります。ChatGPTが使う検索サービスの名前は、公開されていません。

Microsoftの公式ドキュメントによると、Web検索が有効な場合、Copilot(Copilot Chatを含む)は質問から検索語を作ってBingへ送り、その検索結果を回答に使います。Bingに登録されていないページは、この検索の結果に含まれません。

ChatGPTについては、OpenAIのヘルプに、必要に応じてWebを検索し、外部の検索サービスと連携することがあると書かれています。どの検索サービスを使うかは書かれていません。このため、「IndexNowで送ればChatGPTに出る」とは言えません。

IndexNowについて確実に言えるのは、Bingなど参加している検索エンジンに、新しいページを早く知らせられることです。この記事では、IndexNowを、AI検索対策のうちページを見つけてもらうための準備の1つとして位置づけます。

TAMKOが2026年10月にChatGPTで行った検証では、社名を含めて質問しても、公開から日が浅いサービスページをChatGPTが見つけられない場面がありました。ページの内容を直す前に、ページが見つけられているかを確認する必要があります。詳しくは「ChatGPTのおすすめに選ばれる会社の条件|20場面の実測記録」で扱っています。

IndexNowで送るまでの手順

キーを作り、キーと同じ名前のテキストファイルをサイトのルートに置き、URLを送ります。送った結果は、返ってきた応答コードで確かめます。

キーファイルを置いたあとは、送って応答コードを確かめるだけ

  1. 01キーを作る英数字とダッシュで8〜128文字
  2. 02キーファイルをルートに置く例:/キー.txt
  3. 03URLを送る1回10,000件まで
  4. 04応答コードを確かめる200か202なら受け付け
キーファイルは最初に1回置けばよい。2回目からは、URLを送って応答コードを確かめるだけ。

キーを作り、キーファイルを置く

キーは、英数字とダッシュ(a〜z、A〜Z、0〜9、-)を使った8〜128文字で作ります。キーを記載したテキストファイル(ファイル名は「キー.txt」、文字コードはUTF-8)を、サイトのルート(例:https://example.co.jp/キー.txt)に置きます。検索エンジンは、このファイルを読んで、送信元がサイトの所有者であることを確認します。

キーファイルはルート以外にも配置できますが、その場合は送信のたびに配置場所を指定する必要があり、その場所より下の階層のURLしか送れなくなります。IndexNowの仕様(Documentation)では、ルートへの配置を推奨しています。

URLを送る

1件だけ送る場合は、送信先のアドレスにURLとキーを付けて、ブラウザやプログラムからアクセス(GETリクエスト)します。複数のURLをまとめて送る場合は、サイトのホスト名・キー・URLの一覧をJSON形式で送ります。1回に送れるのは10,000件までです。

送信先には、api.indexnow.org と、参加している各検索エンジンのアドレスがあります。どの送信先を選んでも、URLが共有される範囲は変わりません。

応答コードを確かめる

応答コード意味対応
200受け付けた不要
202受け付けた。キーの確認はこれから行う不要(初回の送信で返ることがある)
400送った内容の形式が正しくないJSONの書き方を見直す
403キーが正しくないキーファイルが置かれているか、中身がキーと同じかを確かめる
422URLが送信元のサイトのものではない、またはキーの形式が仕様に合わない別のドメインのURLが混ざっていないか、キーの文字種と長さを確かめる
429送信が多すぎる時間をあけて送り直す

TAMKOのサイトでは、2026年9月の初回の送信で202が返り、その後の送信では200が返っています。

WordPress以外のサイトで送るとき

ページを公開・更新する手順の最後に、変更したURLだけを送る作業を1つ加えます。すべてのURLを毎回送ることはしません。

WordPressには、IndexNowの送信を自動で行うプラグインがあります。自社で開発したサイトや、ほかのCMSを使っているサイトでは、送信の仕組みを自社で用意します。

TAMKOのサイトでは、送信用の短いプログラムを用意し、ページを公開するたびに、そのページのURLを指定して実行しています。サイトの全URLを送るのは、IndexNowを始めたときと、URLの構成を大きく変更したときだけです。

送るときに守ることは、次の3つです。

  • 変更のあったURLだけを送る(変更のないURLを繰り返し送らない)
  • 同じページを続けて書き換える場合は、送信の間隔を5分以上とる
  • IndexNowで送信したURLはGoogleには届かないため、Search Consoleの登録リクエストと組み合わせる

TAMKOでは、新しいページを公開するたびに「IndexNowで送る」「Search Consoleで登録をリクエストする」の2つをまとめて行っています。

送ったあとに確かめること

Bingウェブマスターツールで、送ったURLが受け付けられたことと、Bingに登録されたことを確認します。その後、AIの回答でページが参照されるかを確認します。TAMKOのサイトでは、IndexNowで送ったページがBingに登録されている一方、同じページがGoogleには未登録の例がありました。

送ったURLが受け付けられたか

Bingウェブマスターツールの「IndexNow」の画面では、送ったURLの件数と、URLごとの受付日時を確認できます。TAMKOのサイトでは、2026年9月4日から10月28日までのうち、送信のあった13日間で計442件のURLが記録されていました。

Bingに登録されたか

同じくBingウェブマスターツールの「URL検査」で、URLごとに登録されているかを確認できます。2026年10月30日に確認した結果は、次のとおりです。

ページIndexNowでの送信BingGoogle
広告運用のコラム(2026年10月28日公開)公開した日に送信登録済み未登録
AI検索対策のコラム(2026年10月30日公開)公開した日に送信登録済み(受付の約7分後に確認)未登録
(比較用)公開していないページ送信していない未登録(Bingに知られていない)—

Bingの欄はBingウェブマスターツールの「URL検査」、Googleの欄はSearch ConsoleのURL検査の結果です。Googleの「未登録」は、Search Consoleで「URLがGoogleに認識されていません」と表示された状態です。10月28日に公開したコラムは、2日後の時点でBingには登録され、Googleには未登録でした。1つのサイトでの数件の記録のため、どのサイトでも同じ結果になるとは限りません。

AIの回答で確かめる

Copilotでは、Bingに登録されたあとに、社名とページの内容を含めて質問し、回答の出典にページが表示されるかを確認します。ChatGPTでも同じ質問で確認しますが、Bingへの登録との関係は公開されていません。登録されていても、質問に合うページだと判断されなければ回答には使われません。出典に表示されることと、回答の中で推薦されることは、別の結果として確認します。

TAMKOのAI検索対策で行うこと

TAMKOのAI検索対策では、ページを直す前に、AIや検索エンジンが貴社のページを見つけられているかを確認します。Bingへの登録、IndexNowの送信の仕組み、Search Consoleの登録状況も、確認する項目に含まれます。

初回診断は無料です。最初のヒアリング(60分)で、貴社の見込み客がAIに尋ねると想定される質問と場面を決めます。その後、実際にAIへ質問し、名前が出ない理由と直す場所を特定します。結果は直す場所の指示書にまとめ、伴走支援の内容とあわせてご説明します。

詳しくはBtoBのAI検索対策のページへ。

よくある質問(FAQ)

Q01変更がなくても、サイトのURLをまとめて毎日送信してよいですか?

送らないでください。

IndexNowは、変更のあったURLだけを送る仕組みです。変更のないURLを繰り返し送ると、送信が多すぎると判断されることがあります。

Q02IndexNowで送ったのに、Bingに登録されないのはなぜですか?

送信は登録を保証しません。

応答コードが200か202であることを確かめたうえで、Bingウェブマスターツールの「URL検査」で、ページが読み取れない理由(noindexの指定、robots.txtでの拒否、リダイレクトなど)が出ていないかを確認します。

Q03IndexNowで送信すると、Googleへの登録も早まりますか?

早まりません。GoogleはIndexNowに参加していないためです。

Googleには、Search Consoleの登録リクエストとサイトマップで知らせます。

IndexNowは、ページを公開・更新する手順に組み込んで使う|まとめ

IndexNowを使うと、公開・書き換え・削除をしたページのURLを、運営者の側からBingなどへ送信できます。Microsoft CopilotはWeb検索にBingの検索サービスを使うため、Bingへの登録は、AIの回答に自社のページが使われるための前提の1つになります。手順は、キーの作成、キーファイルのルートへの配置、変更したURLの送信、応答コードの確認の4段階です。IndexNowで送信したURLはGoogleには届かないため、Search Consoleの登録リクエストとあわせて行います。TAMKOのサイトでは、IndexNowで送ったページがBingに登録されている一方、Googleには未登録の例がありました。送信後は、Bingウェブマスターツールで登録状況を、AIの回答でページの参照状況を確認します。

この記事のポイント

  • IndexNowは、変わったページのURLを運営者が検索エンジンへ送信するための共通の取り決め。1社の送信先に送れば、参加している6社(Bing・Yandexなど)すべてに共有される。Googleは参加していない。
  • Microsoft CopilotはWeb検索にBingの検索サービスを使うと公式に説明されている。ChatGPTが使う検索サービスの名前は公開されていないため、「送ればChatGPTに出る」とは言えない。
  • 手順は、キーを作る→キーファイルをルートに置く→URLを送る→応答コードを確かめる。
  • 変更のあったURLだけを送り、Search Consoleの登録リクエストと組み合わせる。
  • TAMKOのサイトでは、IndexNowで送ったページがBingに登録され、同じページがGoogleには未登録の例があった。