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計測と評価

Microsoft広告のマルチメディア広告の配信を継続するかは、広告タイプ別のレポートで成果をレスポンシブ検索広告と分けて集計し、期待件数を確認したうえで問い合わせ単価を上限と比較して判断する

Microsoft広告の検索キャンペーンで、レスポンシブ検索広告と同じ広告グループにマルチメディア広告が含まれる場合、キャンペーン全体の問い合わせ単価だけでは、マルチメディア広告の採算を判断できません。マルチメディア広告はテキスト広告とは別のオークションで検索結果のサイドバーに表示される一方、その費用と問い合わせ件数は、レスポンシブ検索広告と同じキャンペーンの数字に合算されるためです。

診断サンプルの架空の精密部品メーカーC社の場合、キャンペーン「検索|製品の一般語」の12か月間の問い合わせ単価は27,861円(診断サンプルの表示値で、費用を件数で割った値との差は件数の丸めによる)で、同社が定める問い合わせ単価の上限(30,000円)を下回っています。このキャンペーンにマルチメディア広告が含まれ、実績を広告タイプ別に分けた例では、マルチメディア広告の問い合わせ単価は45,873円となり、上限を超えます(内訳は説明用の架空の数字です)。

本記事では、変更履歴で作成経路を確認し、マルチメディア広告の成果をレスポンシブ検索広告と分けて集計したうえで、配信先と、アセットの組み合わせを確認して、配信を継続するかを判断する手順を解説します。根拠は、Microsoft広告の公式ヘルプと、Microsoft Advertising APIの開発者向けの資料(以下、APIの資料)の記述です(2026年10月30日に確認)。代表的な場面は、次の3つです。

本記事の対象読者は、BtoB事業で問い合わせを成果とし、Google広告と並行してMicrosoft広告の検索キャンペーンを運用している担当者です。

TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断で、推奨事項の自動適用(以下、自動適用)など、担当者が意図しない変更がアカウントに加えられているかを確認しています。以下では、公式ヘルプとAPIの資料の記述に、診断で用いる観点を加えて説明します。

TAMKOのMicrosoft広告診断の報告書例アカウント診断のエグゼクティブサマリーの例続けてよいか、伸ばせるかを、アカウントから診断します(無料)。診断の報告書の見本を見る

【結論】Microsoft広告のマルチメディア広告は、広告タイプ別のレポートで成果をレスポンシブ検索広告と分けて集計し、期待件数を確認したうえで問い合わせ単価を上限と比較して、配信を継続するかを判断する

マルチメディア広告がレスポンシブ検索広告と同じキャンペーンに含まれる場合も、広告タイプ別のレポートで両者の費用と問い合わせ件数を分けて評価します。マルチメディア広告はテキスト広告の掲載位置を置き換えずに追加で配信されるため、評価の基準はレスポンシブ検索広告の問い合わせ単価ではなく、問い合わせ単価の上限とします。費用を上限で割った期待件数が3件以上の場合に、問い合わせ単価を上限と比較し、配信を継続するか停止するかを判断します。

Microsoft広告のマルチメディア広告の配信を継続するかを判断する4つの手順(作成経路の確認、広告タイプ別の集計、配信先とアセットの確認、期待件数と上限による判断)を示した図
出典は公式ヘルプ「マルチメディア広告」「自動適用レコメンデーションの設定」「Report Builderについて」。期待件数(本記事での呼称)は、マルチメディア広告の費用を問い合わせ単価の上限で割った値。

作成経路を最初に確認するのは、マルチメディア広告が自動適用で作成されていた場合、その設定を有効にしたままでは、新しいマルチメディア広告が再び追加される可能性があるためです。

マルチメディア広告とは:検索結果のサイドバーに、テキスト広告と別のオークションで表示される画像つきの検索広告

よくある場面

担当者がレスポンシブ検索広告だけを入稿した広告グループで、画像を使った広告に費用が計上されている。

マルチメディア広告は、見出し・説明文・画像・ロゴの組み合わせが、検索語句に応じて自動で選択されて表示される検索広告です。公式ヘルプによると、マルチメディア広告は検索結果のサイドバーの広告枠に、レスポンシブ検索広告などのテキスト広告とは別のオークションで表示され、テキスト広告の掲載位置を置き換えません。

Microsoft広告のマルチメディア広告とレスポンシブ検索広告を、表示される位置、オークション、見出しと説明文の固定、必要なアセットの4つの観点で比較した図
出典は公式ヘルプ「マルチメディア広告」。テキスト広告とマルチメディア広告は、検索結果ページに隣り合って表示される場合がある。

手動で作成する場合は、検索キャンペーンの標準の広告グループに作成します。公式ヘルプは、成果を高めるために、1.91:1・1:1・1:2・4:1の4つの縦横比の画像を用意することを推奨しています。また、マルチメディア広告の総数は5つまで、有効にできるのは広告グループごとに3つまでと記載されており、総数を数える単位は示されていません。

マルチメディア広告が追加される経路:手動での作成・推奨事項の適用・レスポンシブ検索広告からのコピー・動的広告グループでの自動作成

よくある場面

担当者が作成していないマルチメディア広告が広告の一覧に表示され、その広告に費用が計上されている。

マルチメディア広告は、担当者による手動での作成のほか、推奨事項の適用、レスポンシブ検索広告からのコピー、動的広告グループでの自動作成でも追加されます。評価に先立ち、変更履歴でマルチメディア広告が追加された日と変更者を確認し、その日を評価期間の起点にします。

Microsoft広告のマルチメディア広告が追加される4つの経路(手動での作成、推奨事項の適用、レスポンシブ検索広告からのコピー、動的広告グループでの自動作成)を示した図
出典は公式ヘルプ「マルチメディア広告」「自動適用レコメンデーションの設定」。レスポンシブ検索広告からのコピーと動的広告グループでの自動作成は、すべてのアカウントで利用できるとは限らない。

マルチメディア広告を追加する推奨事項は、自動適用の対象に含まれます。自動適用による変更を変更履歴で特定する手順と、推奨事項の種類ごとに自動適用を継続するか停止するかの判断方法は、コラム「Microsoft広告の推奨事項の自動適用|変更履歴で変更を確認し、停止すべきか判断する」で解説しています。

公式ヘルプのFAQには、自動適用をオプトアウトし、手動でも作成していない場合、マルチメディア広告は配信されないと記載されています。この記述は自動適用と手動での作成についてのもので、動的広告グループでの自動作成は、次のアカウント単位のオプションで決まります。

動的検索広告を使用している場合は、アカウント単位のオプション[動的広告グループでマルチメディア広告を有効にする]を確認します。このオプションがオンの場合、動的広告グループごとにマルチメディア広告が1つ自動で作成され、配信時にはWebサイトの画像が使用されます。オプションをオフにしても、作成済みのマルチメディア広告は、一時停止または削除するまで配信が続きます。

広告タイプ別のレポート:同じキャンペーンの費用と問い合わせ件数を、マルチメディア広告とレスポンシブ検索広告に分けて集計する

よくある場面

キャンペーン全体の問い合わせ単価は上限を下回っているが、マルチメディア広告単体の問い合わせ単価は集計されていない。

Report Builderで内訳に「広告タイプ」を指定すると、同じキャンペーンの費用と問い合わせ件数を、マルチメディア広告とレスポンシブ検索広告に分けて集計できます。評価に使う指標は問い合わせ単価で、上限と比較します。クリック率は評価に使いません。

C社の「検索|製品の一般語」の問い合わせ単価を広告タイプ別に分けた横棒グラフ。キャンペーン全体は27,861円、レスポンシブ検索広告は26,351円、Microsoft広告のマルチメディア広告は45,873円で、マルチメディア広告だけが上限の30,000円を超えている(内訳は説明用の架空の数字)
キャンペーン「検索|製品の一般語」にマルチメディア広告が含まれていた場合の例。キャンペーン全体(費用3,364,203円・問い合わせ121件・問い合わせ単価27,861円)は診断サンプルの架空の会社C社の表示値で、費用を件数で割った値との差は件数の丸めによる。広告タイプ別の内訳は説明用に設けた数字。30,000円はC社の問い合わせ単価の上限。

公式ヘルプによると、マルチメディア広告では、広告単位のレポートとアセット単位のレポートを利用できます。広告タイプ別のレポートは、Report Builderで、内訳に「キャンペーン」と「広告タイプ」を、指標に費用・クリック数・目標ごとのコンバージョン数(問い合わせ・資料DL)を指定して作成する広告単位のレポートです。資料DLを合算すると問い合わせ単価が実際より低くなるため、単価は問い合わせだけの件数で算出します。

診断サンプルのC社の数字にはマルチメディア広告の内訳がないため、以下では、キャンペーン「検索|製品の一般語」にマルチメディア広告が含まれていた場合の例を、説明用の架空の数字で示します(キャンペーン全体の値はC社の値)。

広告タイプ費用問い合わせ資料DL問い合わせ単価
キャンペーン全体(C社の値)3,364,203円121件313件27,861円
レスポンシブ検索広告2,951,343円112件289件26,351円
マルチメディア広告412,860円9件24件45,873円

マルチメディア広告の費用はキャンペーン全体の約12%です。マルチメディア広告の問い合わせ単価45,873円は上限30,000円の約1.5倍で、キャンペーン全体の27,861円と、レスポンシブ検索広告の26,351円は上限を下回ります。キャンペーン全体の数字だけでは、マルチメディア広告の上限超過を把握できません。

クリック率を評価に用いないのは、サイドバーに表示されるマルチメディア広告と、メインラインなどに表示されるテキスト広告とでは、表示の条件が異なるためです。

公式ヘルプのFAQは、キーワード単位のレポートの説明に続けて、マルチメディア広告の成果を把握するには同広告だけを含む別のキャンペーンが必要だと記載しています。本記事では、この記述をキーワード単位で集計する場合のものとして扱います。APIの資料ではキーワードと検索語句のレポートにも広告タイプ(AdType)の列が定義されていますが、管理画面で同じように分けて集計できるかは、お使いのアカウントのReport Builderで確認してください。

配信先の確認:Report Builderの内訳に「ネットワーク」を加え、マルチメディア広告の費用がどの配信先で発生したかを特定する

よくある場面

マルチメディア広告の費用は集計されているが、費用が発生した配信先は確認されていない。

Report Builderの内訳に「広告タイプ」と「ネットワーク」を指定すると、マルチメディア広告の費用と問い合わせ件数を、配信先の種類ごとに分けられます。公式ヘルプは、マルチメディア広告の表示形式がパブリッシャー(配信先)や配置によって異なると説明しているため、「Microsoft サイトと選択トラフィック」以外の行に費用が計上されていないかを確認します。

Microsoft広告のマルチメディア広告の配信先で確認する3つの項目(ネットワーク別の内訳、配信先のドメイン、Copilotでの配信分)を示した図
出典は公式ヘルプ「マルチメディア広告」「Copilot の広告について」、APIの資料「AdPerformanceReportColumn」。

APIの資料によると、広告単位のレポートの「ネットワーク」列の値には、「Microsoft サイトと選択トラフィック」「シンジケート検索パートナー」「AOL 検索」「オーディエンス」などがあります。マルチメディア広告の費用が「Microsoft サイトと選択トラフィック」以外の行にも計上されている場合は、その行の問い合わせ単価を、マルチメディア広告全体の値と比較します。

シンジケート検索パートナーに費用が計上されている場合は、Webサイト URL(公開元)レポートで配信先のドメインを確認します。Webサイト URL(公開元)レポートで広告タイプを区別できるかは、管理画面で確認してください。シンジケート検索パートナーの配信先ごとに除外するかを判断する方法は、コラム「Microsoft広告の検索パートナーは外すべき?自社の検索と成果を比べて決める方法」で解説しています。

公式ヘルプ「Copilot の広告について」は、Copilotで配信できる広告の種類にマルチメディア広告を挙げる一方、Copilotで配信される広告の特定の指標は現在サポートしていないと注記しており、Copilotでの配信分はレポートで分けられません。広告がCopilotでの配信対象になる条件は、コラム「Copilotに広告が出る条件|Microsoft広告のロゴ表示オプションの設定と確認方法」で解説しています。

アセットの点検:[アセットの詳細を表示]の[資産]タブでアセットごとの評価を、[組み合わせ]タブで成果の高い組み合わせを確認する

よくある場面

マルチメディア広告の問い合わせ単価は上限を超えているが、広告がどの画像と見出しの組み合わせで表示されたかは確認されていない。

[広告 & 表示オプション]>[広告]で、対象のマルチメディア広告の[アセットの詳細を表示]を選択すると、アセット(見出し・説明文・画像などの素材。画面上の表記は「資産」)ごとのパフォーマンスの評価を[資産]タブで、成果の高い組み合わせを[組み合わせ]タブで確認できます。

Microsoft広告のマルチメディア広告で、[アセットの詳細を表示]の[資産]タブと[組み合わせ]タブに表示される内容と、それぞれの使い方を比較した図
出典は公式ヘルプ「マルチメディア広告」「資産レポートについて」。アセットのレポートで確認できるのは30日間のデータだけで、更新に24時間の遅延が生じる場合がある。

[アセットの詳細を表示]の画面では、見出しと説明文(テキスト アセット)を編集できます。公式ヘルプによると、編集した内容は、[保存]を選択してから約5分後に配信に反映されます。

マルチメディア広告では、レスポンシブ検索広告とは異なり、見出しや説明文の位置を固定できず、アセットは自動で入れ替わって表示されます。そのため、表示される組み合わせは担当者が指定できず、成果の高い組み合わせを[組み合わせ]タブで実績として確認します。また、広告の作成・編集の画面では、画像の縦横比ごとに[含める]か[含めない]を選択できます。[含めない]を選択すると、その縦横比の配置には広告が表示されません。

公式ヘルプ「資産レポートについて」によると、アセットのレポートで確認できるのは30日間のデータで、更新に24時間の遅延が生じる場合があります。12か月間などで集計した広告タイプ別の数字とは対象期間が異なるため、アセットの評価は直近30日間の状態として扱います。同ヘルプによると、広告グループ単位と広告単位のアセットのグリッドに[ポリシーの状態]列を追加すると、不承認または制限付きで承認されたアセットを確認できます。

継続か停止かの判断:期待件数が3件以上の場合に、問い合わせ単価を上限と比較する

よくある場面

マルチメディア広告の問い合わせ単価は上限を超えているが、問い合わせ件数が少ないため、停止の判断ができない。

マルチメディア広告の費用を問い合わせ単価の上限で割った期待件数が3件以上の場合に、問い合わせ単価を上限と比較します。上限以下であれば配信を継続し、超えていれば停止の候補にします。期待件数が3件未満の場合は、費用が上限の3倍に達するまで判断を保留します。

Microsoft広告のマルチメディア広告の扱いを、期待件数と問い合わせ単価の上限によって「保留」「継続」「停止の候補」の3つに分ける判断の図
期待件数=マルチメディア広告の費用÷問い合わせ単価の上限。問い合わせ単価は、資料DLを含めない件数で算出する。

期待件数が少ない段階では、問い合わせが0件や1件という結果が偶然によるものかを判別できません。

C社の例:期待件数約13.8件に対して、問い合わせは9件

C社の上限30,000円を、広告タイプ別の内訳の表のマルチメディア広告(費用412,860円・問い合わせ9件、説明用の架空の数字)に当てはめると、期待件数は412,860円÷30,000円=約13.8件となり、3件を上回ります。実際の問い合わせ9件は期待件数の約13.8件を下回り、問い合わせ単価45,873円は上限の約1.5倍のため、このマルチメディア広告は停止の候補になります。

期待件数が3件になる費用は上限の3倍で、C社の場合は90,000円です。C社の例では、マルチメディア広告の12か月の費用412,860円を月平均にすると約34,400円のため、約3か月で判断に必要な額に達します(説明用の架空の数字からの計算)。

停止は、[広告 & 表示オプション]>[広告]で対象のマルチメディア広告を選択し、[編集]>[一時停止]で行います。マルチメディア広告の入札単価調整で指定できるのは引き上げの割合のみのため、この設定で同広告の入札単価を引き下げることはできません。自動適用で作成されたマルチメディア広告を停止する場合は、自動適用レコメンデーションの設定で、広告を追加する推奨事項を引き続き対象とするかも判断します。

停止後は、停止前と同じ長さの期間を取り、同じ広告グループのレスポンシブ検索広告とキャンペーン全体について、問い合わせ件数を停止前と比較します。停止前の期間は、マルチメディア広告の追加日より後に取ります。公式ヘルプはマルチメディア広告がテキスト広告に与える影響について共有できるデータはないとしているため、停止による変化は自社の数字で確認します。キャンペーン全体の問い合わせ件数の減少幅が、停止前にマルチメディア広告が獲得していた件数を上回る場合は、同広告がレスポンシブ検索広告の問い合わせにも寄与していた可能性があるため、再開を検討します。季節による増減は、前年同期の推移で確認します。

TAMKOのMicrosoft広告アカウント診断で確認すること

TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断のページで、「費用と成果がずれやすい3つの場所」の1つとして「自動で変わる設定」を挙げ、「推奨事項の自動適用やGoogle広告からの取り込みで、担当者が決めていない変更が入りやすい」と説明しています。また、「Microsoft広告ならではの確認項目」として「Microsoft側が自動で入れた変更(変更履歴の「Administrator」)」を挙げています。

診断で確認する項目と報告の方針

  1. 1
    自動で変わる設定推奨事項の自動適用やGoogle広告からの取り込みで、担当者が決めていない変更が入りやすい
  2. 2
    Microsoft側が自動で入れた変更変更履歴で、[変更者]が「Administrator」の変更を確認する
  3. 3
    報告の方針改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。
出典は診断ページの記載。

TAMKOは、診断ページで、報告の方針として「改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。」と記載し、作業の範囲について「閲覧のみの権限で拝見し、診断のあいだ設定には触れません。」と説明しています。

Microsoft広告アカウント診断は無料です(毎月2社まで)。診断の結果は、エグゼクティブサマリー・調査報告書・分析の明細(Excel)でお渡しします。あわせて、オンラインでの説明会を1回実施します。運用の委託をご検討の場合は、Microsoft広告のお試し運用(1施策・1か月で5万円・税別)もご利用いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q01マルチメディア広告を停止すると、レスポンシブ検索広告の表示回数は増えますか?

公式ヘルプには、増えるとは記載されていません。

停止による変化は、停止前後で同じ長さの期間を取り、レスポンシブ検索広告の表示回数と問い合わせ件数を比較して確認します。

Q02マルチメディア広告の見出しや説明文は、レスポンシブ検索広告のように固定できますか?

固定できません。

公式ヘルプのFAQによると、マルチメディア広告では、アセットが自動で入れ替わって表示されます。成果の高い組み合わせは、[アセットの詳細を表示]の[組み合わせ]タブで確認します。

Q03推奨事項の自動適用をオプトアウトすれば、マルチメディア広告は配信されなくなりますか?

公式ヘルプのFAQには、手動で作成したマルチメディア広告がなければ配信されないと記載されています。

自動適用で作成済みのマルチメディア広告が、オプトアウト後に停止されるかは記載されていません。また、動的広告グループで自動作成された広告は、アカウント単位のオプション[動的広告グループでマルチメディア広告を有効にする]をオフにしても、一時停止または削除するまで配信が続きます。そのため、オプトアウト後は[広告 & 表示オプション]>[広告]で各広告の状態を確認してください。

マルチメディア広告は、レスポンシブ検索広告とは別に追加される配信として評価し、期待件数を確認したうえで問い合わせ単価を上限と比較して、配信を継続するかを判断する|まとめ

マルチメディア広告の費用と問い合わせ件数は、レスポンシブ検索広告と同じキャンペーンの数字に合算されます。変更履歴で作成経路と追加日を確認し、Report Builderの内訳「広告タイプ」で費用と問い合わせ件数をレスポンシブ検索広告と分けて集計します。期待件数が3件以上の場合に問い合わせ単価を上限と比較し、超えていれば停止の候補にして、停止後は問い合わせ件数を停止前と比較します。

この記事のポイント

  • マルチメディア広告は、テキスト広告とは別のオークションで検索結果のサイドバーに表示されるが、費用と問い合わせ件数は、レスポンシブ検索広告と同じキャンペーンの数字に合算される。
  • マルチメディア広告は、手動での作成のほか、推奨事項の適用(自動適用を含む)・レスポンシブ検索広告からのコピー・動的広告グループでの自動作成でも追加される。変更履歴で確認した追加日を、評価期間の起点にする。
  • Report Builderの内訳「広告タイプ」で、費用と問い合わせ件数をマルチメディア広告とレスポンシブ検索広告に分ける。両者は表示位置が異なるため、クリック率は評価に使わない。
  • 配信先は内訳「ネットワーク」で、アセットごとの評価と成果の高い組み合わせは[資産]タブと[組み合わせ]タブ(直近30日間のデータ)で確認する。
  • 期待件数(費用÷問い合わせ単価の上限)が3件以上の場合に、問い合わせ単価を上限と比較し、超えていれば停止の候補にする。停止後は、レスポンシブ検索広告とキャンペーン全体の問い合わせ件数を停止前と比較する。