LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(旧Yahoo!広告 ディスプレイ広告・旧LINE広告)のオーディエンスリストでサイト訪問者に広告を配信する場合は、完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定して成果に至ったユーザーを外し、新規向けとサイト訪問者向けの配信対象を分けてから、それぞれの獲得単価を評価する
Yahoo!広告のディスプレイ広告のオーディエンスリストでWebサイトの訪問者に広告を配信している場合、来店予約や見積の依頼を完了したユーザーを、配信対象から除外しているでしょうか。また、その配信の獲得単価(成果1件あたりの費用)を、新規の見込み顧客向けの配信の獲得単価と分けて評価しているでしょうか。Yahoo!広告のディスプレイ広告は、2026年4月に旧LINE広告と統合され、現在の名称はLINEヤフー広告 ディスプレイ広告です。
この記事では、Webサイトの訪問者に向けた配信を「サイト訪問者向け」、Webサイトを訪問していない見込み顧客に向けた配信を「新規向け」と呼びます。新規向けとサイト訪問者向けをキャンペーンで分けている場合は、それぞれのキャンペーンの広告グループにオーディエンスリスト(広告の配信対象または除外対象とするユーザーのリスト)を設定し、獲得単価はキャンペーンの単位で比較します。また、Webサイトを訪問したユーザーのリストを「サイト訪問者のリスト」、そのうち作成時に「条件を設定しない」を選択したものを「条件のないサイト訪問者のリスト」、来店予約・見積の依頼の完了ページを訪問したユーザーのリストを「完了ページの訪問者のリスト」と呼びます。完了ページの訪問者のリストを成果の種類ごとに分けて作成する場合は、「来店予約の完了ページの訪問者のリスト」「見積の依頼の完了ページの訪問者のリスト」と呼びます。成果は来店予約と見積の依頼(広告管理ツールではコンバージョンとして計測するもの)、成果に至ったユーザーは来店予約または見積の依頼を完了したユーザー、上限は獲得単価の上限(成果1件あたりに許容できる広告費)を指します。
例えば、診断サンプルの架空の会社であるH社(地域の住宅リフォーム業)では、サイト訪問者向けのディスプレイ広告のキャンペーンの獲得単価が、2025年10月〜2026年9月の12か月間で9,850円となり、診断で上限として仮に置いた12,000円を下回っています。ただし、H社は、見積の依頼の後に来店予約をしたユーザーの成果を2件として計上しています。H社が成果に至ったユーザーを配信対象から除外しておらず、74件の成果のうち14件以上が同じユーザーによる2件目の成果である場合は、成果をユーザー1人につき1件として計上した獲得単価が上限を超えます。
そこでこの記事では、オーディエンスリストの種類と設定、成果に至ったユーザーの除外、新規向けの広告グループでのサイト訪問者の除外、スマートターゲティングの設定の確認、H社の例でのサイト訪問者向けの獲得単価の評価、成果に至ったユーザーを除外した後の確認を、公式ヘルプの記載に基づいて整理します。
- サイト訪問者向けの広告が、すでに見積の依頼を完了したユーザーにも表示されている完了ページの訪問者のリストを作成し、サイト訪問者向けの広告グループで「除外」に設定する
- 新規向けとサイト訪問者向けの2つのキャンペーンで、同じユーザーに広告が配信されているかどうかを、担当者が判断できない新規向けのキャンペーンの広告グループで、条件のないサイト訪問者のリストを「除外」に設定する
- 「配信」にオーディエンスリストを1つだけ設定したサイト訪問者向けの広告グループで、広告の表示回数が、そのリストの実績の表示回数より多いスマートターゲティングの設定を確認する(「利用する」の場合は、リストに含まれないユーザーにも広告が配信される)
この記事の対象は、地域で店舗・住宅関連事業・医療機関・教室などを運営し、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告でWebサイトの訪問者に広告を配信している会社の広告担当者です。
TAMKOは、LINEヤフー広告アカウント診断で、ディスプレイ広告の費用と成果をキャンペーンごとに確認しています。この記事では、その立場から、サイト訪問者向けの配信の設定と獲得単価の評価の手順を解説します。
【結論】Yahoo!広告のオーディエンスリストでサイト訪問者に広告を配信する場合は、成果に至ったユーザーを除外し、新規向けとサイト訪問者向けの配信対象を分けてから獲得単価を評価する
サイト訪問者向けの広告グループでは、完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定します。新規向けの広告グループでは、条件のないサイト訪問者のリストを「除外」に設定し、新規向けとサイト訪問者向けの配信対象が重ならないようにします。そのうえで、スマートターゲティングの設定を確認し、キャンペーンごとの獲得単価を自社で定めた上限と比較します。

別の記事「LINEヤフー広告のディスプレイ広告、統合後は配信面ごとの獲得単価で見直す」では、新規向けとサイト訪問者向けの獲得単価を分けて評価することを前提としています。この記事では、そのための配信対象の分け方を扱います。
Yahoo!広告のオーディエンスリストの種類:サイト訪問者のリストは種別「ウェブサイト訪問ユーザー」で作成する
サイト訪問者向けの広告グループに設定したオーディエンスリストに、いずれのページの訪問者が含まれるのかを、担当者が把握していない。
ディスプレイ広告のオーディエンスリストは、公式ヘルプで11の種別に分類されています。サイト訪問者のリストは種別「ウェブサイト訪問ユーザー」で作成し、URLなどの条件とデータの有効期間(1日〜540日、初期値は90日)を指定します。指定した内容は、オーディエンスリストの管理画面の「内容」と「データの有効期間」の欄で確認できます。

11の種別には、ウェブサイト訪問ユーザーのほか、広告アクションユーザー、顧客データ、類似ユーザー、組み合わせ、旧LINE広告から移行したリスト(種別名「LINEオーディエンス(移行)」)などがあります。また、これらとは別に、LINEヤフーが提供する共通オーディエンスリスト(興味関心・購買意向・属性・ライフイベントなど)も利用できます。この記事では、ウェブサイト訪問ユーザーと組み合わせの2つの種別を用います。
種別「ウェブサイト訪問ユーザー」のリストに訪問者を蓄積するには、計測タグまたはサイトリターゲティングタグをWebサイトに設置します。公式ヘルプでは、新たに利用を開始する場合は計測タグが推奨されています。オーディエンスリストの基となる広告主のデータソースは「オーディエンスソース」と呼ばれ、サイト訪問者のリストのオーディエンスソースは「ウェブサイト訪問」です。旧LINE広告のLINE Tagからの切り替えについては、別の記事「LINE広告のタグ(LINE Tag)から計測タグへ|切り替え前後の成果の件数を確認する方法」で解説しています。
リストを作成する際は、URL(またはURLの一部の文字列)・カスタムラベル・参照元URLなどの条件を10個まで設定するか、「条件を設定しない」を選択します。「過去の訪問者の設定」を「設定する」にすると、リスト作成前の最大30日間に訪問し、条件に一致したユーザーも蓄積されます。この設定は、リストの新規作成時にのみ選択できます。
オーディエンスリストの管理画面の「ユーザーサイズ」は、リストに含まれるユニークユーザーの概数です。1,000件未満の場合は「1000未満」、リストの作成直後と0件の場合は「0」と表示されます。
成果に至ったユーザーの除外:完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定する
サイト訪問者向けの広告が、すでに見積の依頼を完了したユーザーにも表示されている。
来店予約・見積の依頼の完了ページのURL(またはURLの一部の文字列)を条件にしたリストを作成し、サイト訪問者向けの広告グループで「除外」に設定します。「配信」と「除外」の両方のリストに含まれるユーザーには「除外」が優先され、広告は配信されません。除外するリストのデータの有効期間は、配信するリストと同じか、それより長く設定します。

1つの広告グループには、オーディエンスリストを「配信」と「除外」あわせて30件まで設定できますが、同じリストを両方に設定することはできません。来店予約の完了ページの訪問者のリストと見積の依頼の完了ページの訪問者のリストを分けて作成しておくと、除外する対象を成果の種類ごとに選択できます(活用例は「架空の会社H社の例」の章で示します)。
サイト訪問者のリストの条件に「URLに完了ページの文字列を含まない」を加える方法では、成果に至ったユーザーを除外できません。公式ヘルプの条件例によると、条件との一致は訪問したページのURLごとに判定されます。そのため、完了ページとほかのページの両方を訪問したユーザーは、ほかのページの訪問によってリストに含まれます。
「除外」に設定する代わりに、組み合わせのリスト(最大10個のリストを組み合わせて作成するリスト)を用いる方法もあります。サイト訪問者のリストに「いずれかのオーディエンスリストに一致(OR)」、完了ページの訪問者のリストに「選択したオーディエンスリスト以外に一致」を指定して作成し、サイト訪問者向けの広告グループで「配信」に設定します。なお、組み合わせのリストは「選択したオーディエンスリスト以外に一致」のみでは作成できず、データの有効期間は組み合わせる元のリストに準じます。
除外するリストの有効期間が配信するリストより短いと、除外するリストの有効期間が過ぎた後、配信するリストの有効期間が残っている間は、そのユーザーが再び配信対象になります。例えば、配信するリストが90日、除外するリストが30日の場合、そのユーザーは、完了ページの訪問から30日が過ぎた後、配信するリストの有効期間(90日)が過ぎるまでの間、再び広告の配信対象となります(説明用の例です)。公式ヘルプ(検索広告)の利用例でも、サイト訪問者のリストと商品を購入したユーザーのリストの有効期間は、いずれも90日に設定されています。
なお、過去100日間に広告の表示実績がないリストは、データの蓄積が自動的に「蓄積しない」に変更されます。ただし、除外対象として利用しているリストは、この変更の対象外です。
新規向けとサイト訪問者向けの配信対象の分け方:新規向けの広告グループで、条件のないサイト訪問者のリストを「除外」に設定する
新規向けとサイト訪問者向けの2つのキャンペーンで、同じユーザーに広告が配信されているかどうかを、担当者が判断できない。
公式ヘルプによると、条件のないサイト訪問者のリスト(種別「ウェブサイト訪問ユーザー」)を「除外」に設定すると、Webサイトを訪問したことのあるユーザーには広告が配信されず、未訪問のユーザーに広告が配信されます。新規向けの広告グループでこのリストを「除外」に設定すると、新規向けの配信対象からサイト訪問者が外れます。サイト訪問者向けの広告グループで同じリストを「配信」に設定し、スマートターゲティングを利用しない場合は、新規向けとサイト訪問者向けの配信対象は重なりません。

新規向けの広告グループでサイト訪問者のリストを「除外」に設定していない場合は、訪問者による成果が新規向けの広告グループに計上されることがあるため、新規向けのキャンペーンの獲得単価を、新規の見込み顧客に対する配信の実績として評価できません。
同じリストを2つの広告グループで用いる場合、リストに蓄積されたデータの有効期間が過ぎると、その訪問者はサイト訪問者向けの配信対象から外れ、再び新規向けの配信対象となります。
1つの広告グループの「配信」に複数のオーディエンスリストを設定している場合、1人のユーザーが複数のリストに該当すると、実績値は、入札価格調整率(リストごとに設定する入札価格の調整の割合)が最も高いリストのみに加算されます(公式ヘルプ)。そのため、リストごとの実績の合計は、広告グループやキャンペーンの実績と一致しない場合があります。新規向けとサイト訪問者向けの評価は、オーディエンスリストごとではなく、広告グループまたはキャンペーンごとの実績で行います。
スマートターゲティングの設定の確認:利用すると、オーディエンスリストを設定した広告グループでも、リストに含まれないユーザーに広告が配信される
「配信」にオーディエンスリストを1つだけ設定したサイト訪問者向けの広告グループで、広告の表示回数が、そのリストの実績の表示回数より多い。
オーディエンスリストを設定した広告グループでスマートターゲティングを利用すると、キャンペーン目的に応じて、コンバージョンまたはサイト誘導に至る可能性が高いユーザーにも、リストの範囲を超えて広告が配信されます。ただし、「除外」のリストに含まれるユーザーには広告は配信されません。キャンペーン目的が「コンバージョン」「アプリ訴求」「サイト誘導」の場合、広告グループを新規作成する際のスマートターゲティングの初期値は「利用する」です。

公式ヘルプによると、オーディエンスリストを設定した広告グループでスマートターゲティングを利用した場合、学習期間の終了後は、その広告グループで広告が配信されても、オーディエンスリストごとの実績(広告の表示)に計上されなくなります。学習期間はスマートターゲティングの設定から数日間で、学習の状況(学習中・学習完了など)は確認できません。
そのため、スマートターゲティングを「利用する」に設定したサイト訪問者向けの広告グループの実績には、サイト訪問者以外への配信の実績が含まれます。サイト訪問者への配信の獲得単価を評価する場合は、評価の期間中は「利用しない」に設定します。「利用する」のままにする場合は、その広告グループの獲得単価を、サイト訪問者以外への配信を含む実績として扱い、サイト訪問者への配信の獲得単価としては評価しません。また、前の章の手順で新規向けとサイト訪問者向けの配信対象を分けても、サイト訪問者向けの広告グループで「利用する」に設定している場合は、新規向けの配信対象と重なる部分が残ります。
架空の会社H社の例:サイト訪問者向けのキャンペーンの獲得単価を、新規向けと分けて上限と比較する
サイト訪問者向けのキャンペーンの獲得単価が上限を下回っているが、成果に至ったユーザーを除外しているかどうかを、担当者が確認していない。
以下はH社(診断サンプルの架空の会社)の例です。2025年10月〜2026年9月の12か月間の獲得単価は、サイト訪問者向けのキャンペーンが9,850円で、診断で上限として仮に置いた12,000円を下回り、新規向けのキャンペーンが13,430円で上限を超えています。ただし、サイト訪問者向けのキャンペーンの実際の成果の件数(74件)は、獲得単価が上限に収まるのに必要な成果の件数(以下、必要な件数)を13.3件上回るにとどまります。74件のうち、同じユーザーによる2件目の成果が14件以上含まれている場合は、成果をユーザー1人につき1件として計上した獲得単価が上限を超えます。
| キャンペーン | 費用 | 成果(来店予約・見積の依頼) | 獲得単価 | 必要な件数(費用÷上限) | 実際の成果の件数と必要な件数の差 |
|---|---|---|---|---|---|
| ディスプレイ|新規 | 1,853,379円 | 138件(53件・85件) | 13,430円 | 154.4件 | 16.4件不足 |
| ディスプレイ|サイト訪問者 | 728,893円 | 74件(33件・41件) | 9,850円 | 60.7件 | 13.3件超過 |

必要な件数は、費用を上限の12,000円で割って求めます。サイト訪問者向けのキャンペーンは728,893円÷12,000円≒60.7件で、実際の74件はこれを13.3件上回ります。新規向けのキャンペーンは1,853,379円÷12,000円≒154.4件で、実際の138件はこれを16.4件下回ります。上限の12,000円は、受注1件の粗利60万円×成果からの受注率20%×粗利のうち広告費に充てる割合10%として、診断で仮に置いた値です。
前述のとおり、H社は、見積の依頼の後に来店予約をしたユーザーの成果を2件として計上しています(診断サンプルの調査報告書の例による)。サイト訪問者向けの広告グループで見積の依頼の完了ページの訪問者を除外していないと、見積の依頼を完了したユーザーがサイト訪問者向けの広告をクリックして来店予約をした場合に、その来店予約がサイト訪問者向けのキャンペーンの成果として計上されます。74件のうち14件がこのような2件目の成果である場合、成果をユーザー1人につき1件として計上した獲得単価は728,893円÷60件≒12,148円となり、上限を超えます。2件目の成果が13件以下であれば、獲得単価は上限に収まります。
H社の例の実績からは、H社が成果に至ったユーザーを除外しているかどうかを判断できません。除外の設定はサイト訪問者向けの広告グループで確認し、2件目の成果の数は、自社の受付の記録で同じユーザーによる来店予約と見積の依頼を照合して把握します。
見積の依頼を完了したユーザーに来店予約を促す広告を配信する場合は、サイト訪問者向けのキャンペーンとは別のキャンペーンを作成し、その広告グループで、見積の依頼の完了ページの訪問者のリストを「配信」に、来店予約の完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定します。あわせて、サイト訪問者向けの広告グループで両方の完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定すると、2件目の成果は別のキャンペーンの実績となり、サイト訪問者向けのキャンペーンの獲得単価と分けて評価できます。
ディスプレイ広告の2つのキャンペーンを合算した獲得単価で評価しない理由については、別の記事「LINE広告は効果がないのか|LINEヤフー広告で停止前に計測・配信面・年齢を確認する」で解説しています。
成果に至ったユーザーを除外した後の確認:完了ページの訪問者のリストのユーザーサイズ・配信量の推移・獲得単価の比較
完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定した後、サイト訪問者向けの広告グループの表示回数が減少している。
成果に至ったユーザーに広告が配信されなくなるため、サイト訪問者向けの広告グループの表示回数は減少する場合があります。除外の設定後は、完了ページの訪問者のリストのユーザーサイズとデータの蓄積を確認し、設定前と同じ長さの期間で、サイト訪問者向けのキャンペーンの獲得単価を上限と比較します。新規向けの広告グループでサイト訪問者を除外した場合も、同じ手順で新規向けのキャンペーンの獲得単価を比較します。

ユーザーサイズは、リストの作成から数時間程度が経過してから確認します。その時点でも「0」のままの場合は、完了ページに計測タグまたはサイトリターゲティングタグが設置されているか、データの蓄積が「蓄積する」になっているかを点検します。
獲得単価は、除外の設定の前後で同じ長さの期間をとって比較します。除外の設定とスマートターゲティングの変更を同じ日に行うと、獲得単価の変化がいずれの操作によるものかを区別できません。そのため、2つの操作は別の日に行い、それぞれの実施日を記録します。操作履歴の確認方法については、別の記事「Yahoo!広告の変更履歴(操作履歴)で、実績が変化した原因の操作を特定する方法」で解説しています。
TAMKOのLINEヤフー広告アカウント診断で確認すること
TAMKOのLINEヤフー広告アカウント診断では、公開している点検項目の1つとして「検索広告とディスプレイ広告(Yahoo! JAPAN・LINEの配信面)を分けた費用と成果」を確認します。診断サンプルのエグゼクティブサマリーでは、新規向けとサイト訪問者向けのディスプレイ広告のキャンペーンを分けて示し、それぞれの獲得単価(紙面では「成果1件の単価」)を上限と比較しています。

診断では、改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。診断・報告書・説明会まで無料(毎月2社まで)。
詳しくは診断ページをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q01Yahoo!検索広告でも、成果に至ったユーザーをサイトリターゲティングの配信対象から除外できますか?
Yahoo!検索広告でも、成果に至ったユーザーを配信対象から除外できます。
検索広告では、オーディエンスリストをキャンペーンまたは広告グループに関連付け、配信対象か除外対象かを指定します。公式ヘルプでは、サイト訪問者のリストを「配信」に、商品を購入したユーザーのリストを「除外」に設定し、コンバージョンに至っていないユーザーに広告を配信する利用例が案内されています。なお、サイトリターゲティングで利用するリストには、100件以上のユーザーサイズが必要です。
Q02広告アクションユーザーの「コンバージョン」のリストで、成果に至ったユーザーを除外できますか?
一部のユーザーしか除外できません。
種別「広告アクションユーザー」のリストは、指定した広告へのクリック、コンバージョン、動画視聴のうち、いずれかの行動を基にユーザーを蓄積するもので、データの有効期間は1日〜90日です。社名の検索など、ほかの経路で成果に至ったユーザーはこのリストに含まれないため、除外には完了ページの訪問者のリスト(データの有効期間は最大540日)を用います。
Q03旧LINE広告から移行したオーディエンスリストに、条件を追加できますか?
移行したリストには、条件を追加できません。
旧LINE広告から移行したリスト(リスト種別「LINEオーディエンス(移行)」)は、広告グループへの設定や、類似ユーザー・組み合わせのリストへの利用はできますが、リストの編集と新規作成はできません。成果に至ったユーザーを除外する場合は、計測タグを設置したうえで完了ページの訪問者のリストを新たに作成し、サイト訪問者向けの広告グループで「除外」に設定します。
Yahoo!広告のオーディエンスリストでは、成果に至ったユーザーを除外し、新規向けとサイト訪問者向けの配信対象を分けてから獲得単価を評価する|まとめ
Yahoo!広告(現在のLINEヤフー広告 ディスプレイ広告)のオーディエンスリストでサイト訪問者に広告を配信する場合は、完了ページの訪問者のリストを「除外」に設定し、成果に至ったユーザーを配信対象から外します。新規向けの広告グループでは条件のないサイト訪問者のリストを「除外」に設定し、新規向けとサイト訪問者向けの配信対象が重ならないようにします。そのうえで、スマートターゲティングの設定を確認し、新規向けとサイト訪問者向けの獲得単価を、キャンペーンごとに上限と比較します。獲得単価が上限を下回っていても、実際の成果の件数と必要な件数との差が小さい場合は、同じユーザーによる2件目の成果の数を自社の記録で確認します。
この記事のポイント
- LINEヤフー広告 ディスプレイ広告のサイト訪問者のリストは、種別「ウェブサイト訪問ユーザー」で作成し、条件とデータの有効期間(1日〜540日、初期値は90日)を指定する。
- 成果に至ったユーザーを外すには、完了ページの訪問者のリストを、サイト訪問者向けの広告グループで「除外」に設定する。サイト訪問者のリストの条件に「URLに完了ページの文字列を含まない」を加えても、これらのユーザーは除外されない。
- 除外するリストのデータの有効期間は、配信するリストと同じか、それより長くする。除外するリストの方が短いと、その有効期間が過ぎた後、成果に至ったユーザーが再び配信対象になる。
- 新規向けの広告グループでは、条件のないサイト訪問者のリストを「除外」に設定し、サイト訪問者向けの広告グループと配信対象が重ならないようにする。評価は、オーディエンスリストごとではなく、広告グループまたはキャンペーンごとの実績で行う。
- オーディエンスリストを設定した広告グループでスマートターゲティングを利用すると、リストに含まれないユーザーにも広告が配信され、学習期間の終了後はリストごとの実績に計上されない。キャンペーン目的が「コンバージョン」などのキャンペーンでは、広告グループの新規作成時のスマートターゲティングの初期値が「利用する」である。
- H社(診断サンプルの架空の会社)のサイト訪問者向けのキャンペーンの獲得単価は9,850円で、診断で仮に置いた上限12,000円を下回る。ただし、実際の成果74件は必要な件数60.7件を13.3件上回るにとどまり、同じユーザーによる2件目の成果が14件以上含まれていれば、成果をユーザー1人につき1件として計上した獲得単価は上限を超える。