Yahoo!広告(LINEヤフー広告)のオフラインコンバージョンでは、見積の提出と成約をコンバージョンのインポート機能で取り込み、キーワードごとの成約率を必要な成約率と比較する
Yahoo!広告(現在のLINEヤフー広告)の管理画面に表示される獲得単価(成果1件あたりの費用)が同じ水準のキーワードでも、見積の提出や成約に至る割合までそろうとは限りません。この差は、キーワードごとに確認する必要があります。
タグで計測できるのは、来店予約や見積の依頼など、Webサイト上で完了するコンバージョンまでです(この記事では、来店予約と見積の依頼の合計を「成果」と呼びます)。見積の提出や成約は、店頭のスタッフや営業担当者の記録(以下、顧客管理の記録)にあり、管理画面には表示されません。そのため、成約に至らないキーワードにも、成果1件あたりの費用のみを基準に予算が配分され続けることがあります。
この記事では、Webサイトの外で発生したコンバージョン(見積の提出や成約)を管理画面に反映する「コンバージョンのインポート機能」(オフラインコンバージョン)について、対象とする段階の選び方、LINEヤフー広告に固有の仕様、取り込み用のコンバージョン設定、集計の時期、成約につながるキーワードの判定方法を、公式ヘルプの記載と、診断サンプルの架空の会社(H社)の例をもとに整理します。
- 成約のみを取り込む予定だが、キーワードごとに分けると件数が少なく、配信を続けるかどうかを判断できない見込みである成約より件数が多い見積の提出も別のコンバージョン名で取り込み、成約の件数が少ない間の判断材料にする
- 見積の提出の記録を、四半期ごとにまとめて取り込む予定である検索広告のYCLIDは発行から90日で無効になるため、1日1回を基準に取り込む
- 先月クリックされたキーワードの成約の件数が、管理画面を確認するたびに増えている取り込んだ件数はクリックの日に計上されるため、クリックの月の件数は、末日から90日が経過してから確定値として集計する
この記事の対象は、地域で店舗・住宅関連事業・医療機関・教室などを運営し、来店予約や見積の依頼を受け付けた後に、店頭のスタッフや営業担当者が見積の提出から成約までを進める会社の広告担当者のうち、LINEヤフー広告の検索広告を運用している方です。
TAMKOは、LINEヤフー広告アカウント診断で来店予約や見積の依頼の数え方を点検し、その後に成約に至ったかどうかを次に確認する論点として整理しています。この記事では、診断で数え方を点検してきた知見をもとに、取り込みの手順と判断の方法を解説します。
【結論】Yahoo!広告でオフラインコンバージョンを利用する場合は、見積の提出と成約を取り込み、キーワードごとの成約率を必要な成約率と比較する
コンバージョンのインポート機能で、来店予約や見積の依頼の後に発生する見積の提出と成約を、段階ごとに別のコンバージョン名で取り込みます。取り込んだ件数をもとに、キーワードを広告グループやキャンペーンの単位でまとめたもの(以下、キーワードのまとまり)ごとの成約率を求め、成果1件あたりの費用と成約1件あたりの費用の上限から求めた「必要な成約率」と比較して、成約につながるキーワードかどうかを判断します。

公式ヘルプは、この機能の導入をすすめる例として「オンラインで見積もりを行いオフラインで正式契約する」場合を挙げています。一方で、YCLIDと見込み客の情報の関連付けと、Webサイトの外で発生したコンバージョンの集計は、広告主が自社の仕組みで行う必要があります。したがって、取り込みを始める前に、問い合わせフォームから送信されたYCLIDが顧客管理の記録に残る状態にしておきます(YCLIDをフォームで送信する方法は、仕様の章で説明します)。
取り込む段階の選び方:来店予約・見積の依頼の後に発生する、見積の提出と成約を対象にする
成約のみを取り込む予定だが、キーワードごとに分けると件数が少なく、配信を続けるかどうかを判断できない見込みである。
タグで計測済みの来店予約と見積の依頼は取り込みません。取り込む段階は、クリックから90日以内に取り込みまで終えられるか、キーワードのまとまりごとに判断に足る件数が集まるか、その段階から成約に至る割合が高いか、の3点で選びます。成約だけでは件数が足りないため、その手前の段階である見積の提出も、別のコンバージョン名で取り込みます。

来店予約や見積の依頼をタグで計測している場合にその段階も取り込むと、1件の成果が2回計上されます。取り込む候補は、その後に発生する来店、見積の提出、成約です。
1つ目の基準は、その段階がクリック(YCLIDの発行)から90日以内に発生し、取り込みまで終えられるかどうかです。検索広告のYCLIDは発行から90日で無効になり、それ以降に取り込んだ行は計上されません(次の章で説明します)。見積の提出から成約までの期間が長い商材では、過去の成約について、クリックから成約を取り込むまでの日数を顧客管理の記録で確認し、90日以内に収まる割合を把握します。記録にクリックの日が無い場合は来店予約や見積の依頼の日で代わりに数えますが、クリックからその日までの日数の分だけ、実際より短く数えられる点に注意します。
2つ目の基準は件数です。成約はどの段階よりも少なく、キーワードやキャンペーンごとに分けると数件になることがあります。見積の提出はそれより件数が多く、成約の直前の段階であるため、成約の件数が少ない間の判断材料になります(判断の手順は、H社の例の章で説明します)。
3つ目の基準は、その段階から成約に至る割合の高さです。来店は件数が多いものの、そこから見積の提出に進む割合は業種や店舗の運営によって異なるため、成約に至る割合を顧客管理の記録で確認してから、取り込むかどうかを決めます。
段階ごとに取り込み用のコンバージョン設定を作成し、コンバージョン名(例:「見積の提出」「成約」)で区別します。ファイルの各行には、取り込み先のコンバージョン名を入力します。なお、診断サンプルのH社では、同じ人が見積の依頼の後に来店予約をすると、2件として計上されています(同サンプルの調査報告書の記載による)。この場合の成約率は、人数ではなく成果の件数を分母とした値です。キーワードのまとまりどうしの比較には、すべて成果の件数を分母とした成約率を用います。
Yahoo!広告のコンバージョンのインポート機能の仕様:YCLIDの保存、ファイルの形式、取り込みの期限
見積の提出の記録を、四半期ごとにまとめて取り込む予定である。
検索広告のYCLIDは「YSS」から始まる英数字の文字列です。発行から90日を過ぎたYCLIDは無効になり、その行を取り込んでもコンバージョンは計上されません。記録を四半期ごとにまとめて取り込むと期限を過ぎる行が生じるため、取り込みの頻度は、公式ヘルプで望ましいとされる1日1回を基準に決めます。

YCLIDの保持方法について、公式ヘルプはWebサイトの修正の例として、取得用のスクリプトを全ページに設定し、取得したYCLIDをローカルストレージに保存して、問い合わせフォームの隠し項目に入れ、見込み客の情報とともに送信する方法を示しています。このスクリプトでは、保持するYCLIDの有効期限を90日としています。フォームから送信されたYCLIDを顧客管理の記録に残せるかどうかは、顧客管理のシステムの管理者に確認します。予約システムを利用している場合のYCLIDの引き継ぎについては、予約システムが別のドメインにある場合のクロスドメイン計測の確認方法で解説しています。
取り込むファイルは、「コンバージョン測定」画面の「インポート」からダウンロードするテンプレートで作成します。検索広告の場合、項目は、YCLID、コンバージョン名、コンバージョン発生日時、1コンバージョンあたりの価値、通貨コードの5つです。発生日時は「YYYYMMDD HHmmss」(日付と時刻の間は半角スペース)の形式で入力します。タイムゾーンを指定する場合は、時刻の後に半角スペースを空けて「Asia/Tokyo」のように付け、省略すると日本時間として扱われます。テンプレートの文字コードや項目を変更すると、アップロード時のエラーの原因となります。
公式ヘルプは、取り込むファイルには入力項目に必要な情報のみを記載してアップロードするよう求めています。顧客管理の記録からはYCLIDと発生日時の列に限って書き出し、ファイルにはコンバージョン名を加えます(1コンバージョンあたりの価値は任意の項目です)。ディスプレイ広告でもコンバージョンのインポート機能を利用できますが、YCLIDの取得元、期限の定め方、ファイルの形式が異なります。Microsoft広告の同様の機能(MSCLKIDを用いるオフラインコンバージョン)については、Microsoft広告のオフラインコンバージョンの取り込みと照合の方法をご覧ください。
取り込み用のコンバージョン設定:計測期間、計測方法、自動入札への利用
検索広告のキャンペーンで自動入札を利用しているため、成約を取り込むと入札が変化することを懸念している。
コンバージョン種別を「インポート」にしたコンバージョン設定を段階ごとに作成し、計測期間は最大の90日にします。取り込みの開始当初は「自動入札への利用」を「しない」にします。この設定では、取り込んだ件数は「コンバージョン数(全て)」にのみ計上され、自動入札に用いる「コンバージョン数」には計上されません(コンバージョングループで最適化の対象に指定していない場合)。

計測期間は、広告の1回のクリックに対してコンバージョンを数える日数です。設定できる範囲は1〜90日で、公式ヘルプは、購入の検討に1か月以上かかる高額な商材では、最大の90日にする例を挙げています。見積の提出や成約は来店予約や見積の依頼の後に発生するため、これらを取り込むコンバージョン設定の計測期間は90日にします。計測方法は、期間内に発生したコンバージョンをすべて数える「毎回」と、最初の1件のみを数える「初回のみ」から選びます。見積の提出と成約を1回のクリックにつき1件として数える場合は「初回のみ」にします。同じクリック(YCLID)に対して複数回のコンバージョンを記録する場合は、「毎回」にしたうえで、発生日時を変えて取り込みます。取り込み用のコンバージョン設定は、作成から数時間後に、取り込みに利用できるようになります。
診断サンプルのH社(地域の住宅リフォーム業)では、「地域名+リフォーム」のキャンペーンが入札戦略「コンバージョン数の最大化」を利用しています(同サンプルの調査報告書の記載による)。「自動入札への利用」を「する」にした設定で成約を取り込むと、来店予約や見積の依頼として計上済みの案件が成約としても数えられ、自動入札が最適化に用いる件数が増えます。したがって、取り込みの開始当初は「しない」にして、取り込まれる件数と、成約の発生から取り込みまでの日数を確認します。ただし、コンバージョングループでキャンペーンごとに最適化の対象を指定している場合は、「しない」の設定でも、取り込んだコンバージョンが自動入札に用いられます。
公式ヘルプの手順では、自動入札は、取り込み用のコンバージョン設定で指定した計測期間が経過してから設定するとされています。成約を自動入札に用いるかどうかは、取り込みを始めた月のクリック分の件数が、次の章の基準で確定してから判断します。なお、1コンバージョンあたりの価値は任意の項目で、入力しない場合は0円として扱われます。この記事では件数のみを用います。
取り込んだ件数をキーワードごとに集計する時期:クリックの月の件数は、末日から90日が経過してから確定値とする
先月クリックされたキーワードの成約の件数が、管理画面を確認するたびに増えている。
コンバージョン数は、コンバージョンの発生日ではなく、その元となったクリックの日(複数回クリックがある場合は最後のクリックの日)に計上されます。取り込みが続く間は過去の月の件数が増えるため、キーワードごとの比較には、末日から90日が経過したクリックの月の件数のみを用います。

例えば、7月に広告がクリックされ、9月に成約に至った場合、その成約は7月の件数に加わります。7月のクリック分は、末日の7月31日から90日後の10月29日まで、取り込みによって件数が増える可能性があります。確定前の月を含めると、直近の月ほど成約率が低く表示されるため、配信を始めて間もないキーワードが過小に評価されます。
件数は、キーワードの一覧画面で「分割」ボタンを押し、パフォーマンスデータをコンバージョンデータ別の表示に切り替えて確認します。階層によっては使えない分割項目があるため、表示されない場合は、パフォーマンスレポートに「分割項目」を追加して集計します。件数の少ないキーワードは、キーワードのまとまり(広告グループやキャンペーン)の単位で比較します。取り込みの結果は、「コンバージョン測定」画面の「インポート」のステータスで確認します(エラーへの対処は、よくある質問で説明します)。管理画面の件数を自社の受付件数と月ごとに突き合わせる方法は、Yahoo!広告のコンバージョン設定を自社の受付件数で確認する方法で解説しています。
架空の会社H社の例:キーワードのまとまりごとに、成約率を必要な成約率と比較する
成果1件あたりの費用が自社の上限以下に収まっている広告グループについて、成約までの費用で見ても配信を続けてよいかを判断したい。
成約1件あたりの費用は、成果1件あたりの費用を成約率で割った値です。そのため、成果1件あたりの費用を成約1件あたりの費用の上限で割った「必要な成約率」を算出し、取り込んだ件数から求めた成約率と比較します。H社の例では、成果1件あたりの費用がほぼ同じ2つの広告グループのうち、「地域名+費用・相場」の成約率(8.8%)が必要な成約率(15.9%)を下回ります。
以下は、診断サンプルの架空の会社(H社・地域の住宅リフォーム業)の例です。H社は、成果1件あたりの費用の上限を、成約1件の粗利60万円×成約率(成果から成約に至る割合)20%×粗利のうち広告費に充てる割合10%=12,000円と仮定しています。成約1件あたりの費用の上限は、このうち成約率を除いた60万円×10%=60,000円です。
この章では説明用に、H社の「検索|地域名+リフォーム」のキャンペーン(2025年10月〜2026年9月の費用2,795,269円・成果301件、成果1件あたりの費用9,287円)を、工事の箇所を含む語の広告グループ(例:「〇〇市 浴室 リフォーム」)と、費用や相場を調べる語の広告グループ(例:「〇〇市 リフォーム 費用」)に分け、見積の提出と成約を取り込んだと仮定します。12か月分のクリックがすべて確定した時点(2026年9月のクリック分が確定する12月30日以降)を想定し、広告グループへの分け方と各行の件数は架空の数字で示します。
| 広告グループ | 費用 | 成果 | 成果1件あたりの費用 | 見積の提出 | 成約 | 成約1件あたりの費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 地域名+工事箇所 | 1,500,000円 | 165件 | 9,091円 | 110件 | 58件 | 25,862円 |
| 地域名+費用・相場 | 1,295,269円 | 136件 | 9,524円 | 24件 | 12件 | 107,939円 |
| キャンペーンの計 | 2,795,269円 | 301件 | 9,287円 | 134件 | 70件 | 39,932円 |
必要な成約率は、成果1件あたりの費用を成約1件あたりの費用の上限(60,000円)で割って求めます。「地域名+工事箇所」は9,091円÷60,000円で約15.2%、「地域名+費用・相場」は9,524円÷60,000円で約15.9%です。成約率は、それぞれ58件÷165件で約35.2%、12件÷136件で約8.8%です(説明用の架空の数字による計算)。

「地域名+工事箇所」は、成約率が必要な成約率を上回り、成約1件あたりの費用(25,862円)も上限以下です。「地域名+費用・相場」は、成果1件あたりの費用では「地域名+工事箇所」との差が約430円にとどまる一方、成約率が必要な成約率を下回り、成約1件あたりの費用は107,939円で、上限の60,000円を超えます。成果1件あたりの費用だけでは、この差は判断できません。
「地域名+費用・相場」は成約が12件と少なく、成約が1件増減するだけで成約率が約0.7ポイント変化します。成約の件数が少ない間は、成約の2倍の件数がある見積の提出でも同じ判断を確認します。キャンペーンの計で見積の提出から成約に至る割合は70件÷134件で約52.2%で、必要な成約率(約15.9%)をこの割合で割った約30%が、成約率を満たすために必要な見積の提出の割合(成果に対する割合)です。「地域名+費用・相場」の見積の提出の割合は24件÷136件で約17.6%で、これを下回ります。見積の提出から成約に至る割合は2つの広告グループで約53%と50%と近く、差は見積の提出の段階で生じています。
なお、H社の「検索|リフォームの一般語」のキャンペーンは、成果1件あたりの費用(19,161円)が成果1件あたりの費用の上限(12,000円)をすでに超えているため、成約を取り込まなくても見直しの対象と判断できます(診断サンプルでは、商圏の外への配信を停止すると判断しています)。商圏の外への配信の見直し方は、Yahoo!広告の地域ターゲティングで商圏の外の費用と成果を確認する方法をご覧ください。成約の取り込みが判断の材料を増やすのは、成果1件あたりの費用が上限以下に収まっているキーワードのまとまりです。
TAMKOのLINEヤフー広告アカウント診断で確認すること
TAMKOのLINEヤフー広告アカウント診断では、公開している点検項目の1つとして「来店予約・問い合わせの数え方(旧LINE広告から移したキャンペーンの計測を含む)」を確認します。診断サンプルのエグゼクティブサマリーでは、「来店予約や見積が契約になったかは、次に確認する論点」と示しています。

診断では、改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。診断・報告書・説明会まで無料(毎月2社まで)。
詳しくは診断ページをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q01電話で受け付けた見積の依頼も、コンバージョンのインポート機能で取り込めますか?
電話で受け付けた見積の依頼はタグで計測されないため、YCLIDと関連付けられる場合に限り、取り込みの対象にできます。
ファイルの各行にはYCLIDが必要なため、電話の記録にYCLIDを残す仕組みがない場合は対象にできません。その場合は、電話で受け付けた件数を月ごとに記録し、広告費の推移と併せて確認します。
Q02顧客データのオーディエンスリストと、コンバージョンのインポート機能は同じものですか?
異なるものです。
顧客データのオーディエンスリストは、顧客データファイルをもとに作成する、広告の配信(または配信除外)の対象となるユーザーの集まりです(ディスプレイ広告の場合)。コンバージョンのインポート機能は、Webサイトの外で発生したコンバージョンをYCLIDと関連付けて計上する仕組みで、配信の対象を指定するものではありません。
Q03取り込みでエラーになった行は、どのように確認しますか?
「コンバージョン測定」画面の「インポート」で、取り込みの履歴を確認します。
ステータスが「終了(エラーあり)」の場合は、「エラーファイルをダウンロード」から、該当する行とその内容を確認できます。ファイルを修正して取り込み直す際は、「エラーメッセージ」列を削除してからアップロードします。この列が残っているとエラーになります。
Yahoo!広告でオフラインコンバージョンを利用する場合は、見積の提出と成約をクリックから90日以内に取り込み、キーワードごとの成約率を必要な成約率と比較する|まとめ
タグで計測できるのは来店予約や見積の依頼までで、その後の見積の提出と成約は、コンバージョンのインポート機能で取り込みます。その前提として、顧客管理の記録にYCLIDを残します。検索広告のYCLIDは発行から90日で無効になるため、1日1回を基準に取り込みます。取り込みの開始当初は、自動入札への利用を「しない」にします。そのうえで、末日から90日が経過したクリックの月の成約率を、成果1件あたりの費用と成約1件あたりの費用の上限から求めた必要な成約率と比較し、キーワードのまとまりごとに配信を続けるかどうかを判断します。成約の件数が少ない間は、見積の提出の割合で同じ判断を確認します。
この記事のポイント
- 来店予約と見積の依頼をタグで計測している場合は、その後の見積の提出と成約を、段階ごとに別のコンバージョン名で取り込む。成約のみでは件数が少ないため、見積の提出も対象にする。
- 検索広告のYCLIDは「YSS」から始まる文字列で、発行から90日を過ぎると無効になる。テンプレートはCSV(Shift-JIS)。取り込みは、公式ヘルプで望ましいとされる1日1回を基準にする。
- 取り込み用のコンバージョン設定では、計測期間を90日にし、取り込みの開始当初は自動入札への利用を「しない」にする。「しない」にした設定の件数は「コンバージョン数(全て)」にのみ計上される(コンバージョングループで最適化の対象に指定していない場合)。
- コンバージョン数はクリックされた日に計上されるため、クリックの月の件数は、末日から90日が経過してから確定値として集計する。
- 必要な成約率(成果1件あたりの費用÷成約1件あたりの費用の上限)を求め、成約率がこれを下回るキーワードのまとまりは、成約1件あたりの費用が上限を超えていると判断する。成約の件数が少ない間は、見積の提出の割合を、必要な成約率から求めた必要な見積の提出の割合と比較する。