TAMKO
計測と評価

LinkedIn広告の月次レポートは、目的別に行を分けて主要結果・費用・問い合わせ・資料DL・商談を1枚の表にまとめ、広告セットごとに継続・見直し・判断の保留のいずれかを決める

LinkedIn広告のレポートを毎月作成しているものの、どの数値を基に何を決めるかが定まっていないことはありませんか。

代表的な状況は、次の3つです。

そこでこの記事では、キャンペーンマネージャーのレポートの種類と、CSVに書き出せる列・書き出せない列を公式ヘルプで確認したうえで、目的別の主要結果・費用・問い合わせ・資料DL・商談を1枚の表にまとめ、広告セットごとに今後の対応を決める手順を説明します。例示する数値はいずれも架空です。診断サンプルの架空の会社(N社)の数値と説明用の数値は、用いる箇所ごとにその旨を明記します。

この記事の想定読者は、LinkedIn広告を運用しているBtoB企業の担当者のうち、Webサイトの問い合わせを最終の成果、リード獲得フォームで獲得する資料DLを中間の成果として評価し、毎月の数値を1枚の表にまとめている方です。

TAMKOはLinkedIn広告アカウント診断において、広告主のWebサイトで発生した問い合わせと、リード獲得フォームのリードを分けて数えています。この記事は、その集計で用いる考え方に基づいています。

【結論】LinkedIn広告の月次レポートは、目的ごとの主要結果・費用・問い合わせ・資料DL・商談を1枚の表にまとめ、広告セットごとに今後の対応を決める

キャンペーンマネージャーの主要結果は、広告セットの目的によって数える対象が異なり、CSVにも書き出せません。そのため月次レポートでは、広告セットのパフォーマンスのCSVを毎回同じ列で書き出し、目的ごとに行を分けて、費用・主要結果・問い合わせ(クリック後)・表示後のコンバージョン・資料DL・商談・判断に用いる単価をそれぞれ別の列に記入した1枚の表にまとめます。判断には単月ではなく直近3か月の費用と問い合わせ(クリック後)の合計を用い、広告セットごとに「継続」「見直し」「判断の保留」のいずれかを記録します。

LinkedIn広告の月次レポートを1枚の表にまとめる4つの手順(CSVを書き出す、目的ごとに行を分けて列を選ぶ、CRMの商談の件数を記入する、継続・見直し・判断の保留のいずれかを決める)を示した図
主要結果と結果単価はCSVに書き出せないため、主要結果に当たる件数は、目的に対応する列から集計する。

単価上昇の要因となった指標の特定方法はコラム「LinkedIn広告の費用が高い原因を特定する方法|クリック単価と問い合わせ単価を分解」で、CRMの商談・受注をコンバージョンAPIでLinkedInに送信するかどうかの判断はコラム「LinkedInコンバージョンAPIで商談・受注を送信すべきか|件数と日数で判断する方法」で、それぞれ説明しています。

LinkedIn広告のレポートの種類:レポートダッシュボードとCSVの違いと、書き出せない列

よくある場面

キャンペーンマネージャーから書き出したCSVに、レポートダッシュボードに表示されている主要結果と結果単価の列が含まれていない。

キャンペーンマネージャーのレポートには、[広告]ページのレポートダッシュボードと、[エクスポート]で書き出すCSVレポートがあります。公式ヘルプでは、主要結果・結果単価・入札単価・MRC関連の列・リード(データ主導アトリビューション)の列などは、CSVに書き出せないとされています(通常のリードの列は書き出せます)。CRM同期を設定した場合に選択できる列ビュー[パイプライン]も、書き出せません。

LinkedIn広告のレポートダッシュボードとCSVレポートを比較し、主要結果・結果単価・入札単価と列ビュー[パイプライン]が書き出せないことを示した図
CSVに書き出せない列は、公式ヘルプ「キャンペーンマネージャーのレポートダッシュボード」と「キャンペーンマネージャーのパイプラインと収益のメトリクスについて」の記載による。

レポートダッシュボードは、キャンペーンマネージャーの左側のメニューで[広告]をクリックすると表示されます。上部のタブでキャンペーン・広告セット・広告を切り替え、[列]で、表示する指標の組み合わせ(列ビュー)を選択します。

CSVレポートは、広告アカウントにアクセスできるすべてのユーザーが書き出せます。主な種類と、月次レポートでの用途は次のとおりです。

レポートの種類内容(公式ヘルプの説明の要約)月次レポートでの用途
広告セットのパフォーマンス広告セットの支出合計・インプレッション数・クリック率など費用・問い合わせ・資料DLを集計する元のデータ
コンバージョンパフォーマンス広告セットで発生したコンバージョンの種類別の比較複数のコンバージョンを関連付けた広告セットで、コンバージョンの件数を種類ごとに確認し、問い合わせの件数を取り出す
リードリード獲得フォームへの回答(広告セットのレベルで書き出す)資料DLをCRMの記録と照合する
プロフェッショナル属性統計データ広告セットや広告に反応したメンバーの会社名・職務レベル・職務タイプなど職務タイプ・会社規模などの内訳を月ごとに保存する
パートナーネットワーク広告セットパフォーマンスLinkedIn上と、パートナーのアプリやサイトでのパフォーマンスの比較LinkedIn Audience Network(日本語のヘルプでは「LinkedInパートナーネットワーク」)を有効にした広告セットの内訳を確認する

列ビュー[パイプライン]は、ビジネスマネージャーでCRM同期を設定すると選択できるようになり、過去180日間に広告セットの影響を受けた商談の件数などを表示します。ただし、指標が表示されるまでに最大72時間かかることがあります。また、CSVには書き出せません。そのため、月次レポートの商談の件数は、CRMの記録から記入します。

LinkedIn広告の主要結果とは:数える対象が広告セットの目的によって異なるため、広告セットをまたいで合計しない

よくある場面

担当者が、目的の異なる広告セットを含めて主要結果の件数を合計し、アカウント全体の成果として報告している。

主要結果として数える対象は、広告セットの目的と最適化目標によって決まります。ウェブサイトのコンバージョンを目的とする広告セットではコンバージョン、リード獲得を目的とする広告セットではリードが主要結果です。数える対象が異なるため、月次レポートでは目的ごとに行を分け、主要結果は広告セットをまたいで合計しません。

LinkedIn広告で、広告セットの目的別の主要結果(ウェブサイトのコンバージョンはコンバージョン、リード獲得はリードまたは候補リード、ウェブサイト訪問はランディングページのクリック、ブランド認知はリーチ)を示した図
メッセージ広告(スポンサードメッセージ)の広告セットの主要結果は、選択した目的にかかわらずメッセージ送信数になる。

公式ヘルプによると、ウェブサイトのコンバージョンを目的とする広告セットの主要結果はコンバージョンであり、これにはクリック後の件数と、表示後(クリックなし)の件数の両方が含まれます。また、レガシー広告セットでは主要結果を利用できません。

N社の4つの広告セットでは、主要結果と判断に用いる件数は次のとおりです。

広告セット目的主要結果判断に用いる件数
スポンサードコンテンツ|情報システムの管理職ウェブサイトのコンバージョンコンバージョン(クリック後と表示後の合計)問い合わせ(クリック後)
リターゲティング|サイト訪問者ウェブサイトのコンバージョンコンバージョン(クリック後と表示後の合計)問い合わせ(クリック後)
メッセージ広告|部長以上ウェブサイトのコンバージョンメッセージ送信数問い合わせ(クリック後)
ドキュメント広告|セキュリティ点検表(資料DL)リード獲得リード資料DLと、そのうち商談になった件数

メッセージ広告の広告セットは、ほかの2つの広告セットと同じウェブサイトのコンバージョンを目的としていても、主要結果がメッセージ送信数になります。そのため主要結果の列を合計すると、送信数とコンバージョン(クリック後と表示後)が同じ合計に含まれます。主要結果はレポートダッシュボードの値を月次レポートの表に転記して広告セットごとの配信状況の確認に使い、判断には、目的に応じて問い合わせ(クリック後)または資料DLの件数を用います。

CSVの作成手順:列ビューを固定し、期間内訳[毎月]で広告セットのパフォーマンスを書き出す

よくある場面

月次レポートの作成者が月によって異なり、書き出したCSVの列が前月と一致しない。

CSVレポートは、[広告]ページの[エクスポート]から、[レポートの種類]・[列ビュー]・[期間内訳]を選択して書き出します。前月と同じ列で比較するには、毎回同一のカスタム列ビューを使い、[期間内訳]は[毎月]を選択します。カスタム列ビューは作成したユーザーしか使用できないため、含める指標の一覧を月次レポートの表に記録し、作成者が替わる月は、その一覧どおりにカスタム列ビューを作成します。

LinkedIn広告の月次レポート用のCSVを書き出す5つの手順([広告]、[期間]、[レポートの種類]、[列ビュー]、[期間内訳])を示した図
カスタム列ビューは作成したユーザーしか使用できないため、ほかの担当者も同じ列で書き出せるよう、含める指標の一覧を月次レポートの表に記録する。

[期間]で直近3か月を選び、[期間内訳]を[毎月]にすると、1つのCSVで3か月分の月ごとの値を確認できます。広告アカウントのレベルで書き出すときと、レポートの種類にプロフェッショナル属性統計データを選んだときは、期間内訳を選択できません。後者は、[期間]を1か月に設定して、月ごとに書き出します。

カスタム列ビューは10個まで作成でき、作成したユーザーは自分のすべての広告アカウントで使用できます。カスタム列ビューで書き出したCSVには、レポートダッシュボードでのみ利用できる指標は含まれません。

キャンペーンマネージャーのレポートでは、日付が協定世界時(UTC)で区切られます。日本時間では毎日午前9時に日付が変わるため、月初と月末の問い合わせの件数が、日本時間で集計したCRMの値と一致しない場合があります。

月次レポートの表の行と列:問い合わせ(クリック後)・表示後のコンバージョン・資料DL・商談を分けて記入する

よくある場面

担当者が毎月のレポートで、問い合わせ・表示後のコンバージョン・資料DLの件数を合計して算出した単価を報告しており、広告セットごとの問い合わせ単価を把握していない。

月次レポートの表は、行を広告セットの目的別に分け、その中を広告セットごとの行にします。列には、直近3か月の費用(CSVの支出合計の列)・主要結果・問い合わせ(クリック後)・表示後のコンバージョン・資料DL・商談と、判断に用いる単価・今後の対応を置きます。問い合わせ・表示後のコンバージョン・資料DLの件数を合計して単価を算出すると、その単価は実際の問い合わせ単価より低くなります。

LinkedIn広告の単価の比較:費用を3種類の件数の合計469件で割った単価16,641円、ウェブサイトのコンバージョンを目的とする3つの広告セットの問い合わせ単価77,285円、ドキュメント広告の資料DLの単価5,282円を示した横棒グラフ(架空の会社N社の例)
3種類の件数の合計469件の内訳は、問い合わせ(クリック後)81件・表示後のコンバージョン37件・資料DL351件。

N社の12か月(2025年10月〜2026年9月)では、問い合わせ(クリック後)81件・表示後のコンバージョン37件・資料DL351件の3種類の件数を合計すると469件で(主要結果の合計とは異なります)、費用7,804,816円を469件で割ると16,641円になります。一方、ウェブサイトのコンバージョンを目的とする3つの広告セットの問い合わせ単価は77,285円(費用5,950,977円÷問い合わせ77件)、ドキュメント広告の資料DLの単価は5,282円(費用1,853,839円÷資料DL351件)です。16,641円は、どちらの目的の単価にも当たりません。

N社の値を当てはめた表の例は次のとおりです。診断サンプルには広告セット別の月ごとの値がないため、直近3か月ではなく12か月の合計を記入し、サンプルにない商談の件数は空欄にしています。

目的|広告セット費用主要結果問い合わせ(クリック後)表示後のコンバージョン資料DL商談判断に用いる単価今後の対応
ウェブサイトのコンバージョン|スポンサードコンテンツ|情報システムの管理職4,352,649円コンバージョン 86件60件26件―(CRMから記入)問い合わせ単価 72,544円継続
ウェブサイトのコンバージョン|リターゲティング|サイト訪問者1,151,881円コンバージョン 25件16件9件―(CRMから記入)問い合わせ単価 71,993円継続
ウェブサイトのコンバージョン|メッセージ広告|部長以上(2026年1月まで配信)446,447円メッセージ送信数(サンプルに値なし)1件0件―(CRMから記入)問い合わせ単価 446,447円見直し(配信停止済み)
リード獲得|ドキュメント広告|セキュリティ点検表(資料DL)1,853,839円リード 351件4件2件351件(CRMから記入)資料DLの単価 5,282円(推移の記録。判断は商談の件数)商談の件数で判断
合計7,804,816円目的が異なるため合計しない81件37件351件(CRMから記入)目的が異なるため算出しない―

表示後のコンバージョンは、クリックを経ずに発生した件数であるため、問い合わせ(クリック後)と合算せず、別の列に記録します。

商談の列には、CRMに記録された件数のうち、直近3か月に獲得した問い合わせ・資料DLから発生したものを、獲得した広告セットの行に記入します。商談は問い合わせの数週間後に発生することがあるため、発生月で数えると、広告の配信との対応が分かりにくくなります。たとえば、2026年7月に獲得した問い合わせ(N社のアカウント全体で6件)のうち、8月に2件、9月に1件が商談になった場合(商談の件数は説明用の架空の数値)、9月末に作成する月次レポート(2026年7〜9月)の商談の列には、この3件を含めます。

月次レポートで決めること:直近3か月の費用と問い合わせの合計で、広告セットごとに継続・見直し・判断の保留を記録する

よくある場面

問い合わせが月5件前後の広告セットについて、前月から2件減少したことを理由に、担当者が見直しを検討している。

問い合わせの件数が少ない間は、1件の増減で問い合わせ単価が大きく変わります。判断には直近3か月の費用と問い合わせ(クリック後)の合計を用い、自社で設定した問い合わせ単価の上限と比較して、広告セットごとに「継続」「見直し」「判断の保留」のいずれかを記録します。

LinkedIn広告の月次レポートで、ウェブサイトのコンバージョンを目的とする広告セットの今後の対応(継続、見直し、判断の保留)を、直近3か月の問い合わせ単価とその上限の比較で決める図
問い合わせが1件多いときと1件少ないときの単価を計算し、どちらでも上限を上回るか下回るかが変わらなければ、継続または見直しと判断する。資料DLを獲得する広告セットは、商談の件数で判断する。

N社のスポンサードコンテンツの問い合わせ(クリック後)は12か月で60件(月平均5件)です。ある月に5件から3件に減少すると、費用が同じでも問い合わせ単価は約1.67倍(5÷3)になります。単月の値で判断すると、偶然の増減で設定を変更することになります。

たとえば、直近3か月の費用が36万円、問い合わせが4件の広告セットでは、問い合わせ単価は90,000円です(費用と件数は説明用の架空の数値)。問い合わせが3件であれば120,000円、5件であれば72,000円となり、問い合わせ単価の上限を90,000円とすると、1件の増減で上限を上回るか下回るかが変わるため、この広告セットは判断の保留とします。

N社の値は、表の例と同じく12か月の合計で計算します(2026年1月を最後に配信を停止したメッセージ広告には、直近3か月(2026年7〜9月)の値がありません)。スポンサードコンテンツ(問い合わせ単価72,544円・60件)とリターゲティング(71,993円・16件)は、問い合わせが1件少ない場合の単価もそれぞれ73,774円・76,792円です。いずれも問い合わせ単価の上限90,000円(N社の仮定値)を下回るため、継続と判断します。リターゲティングは配信対象の人数が減少しているため、予算が過大でないかをコラム「LinkedIn広告のリターゲティング予算|対象者数とフリークエンシーから上限を算出」の手順で確認します。メッセージ広告は問い合わせが1件で、仮に2件でも単価は約223,000円と上限を上回るため、見直しの対象です。ドキュメント広告は資料DLを獲得する広告セットのため、商談の件数(商談1件あたりの費用)で判断し、商談の件数がそろうまでは資料DLの単価の推移を記録します。問い合わせ単価の上限の算出方法は、Microsoft広告のコラム「Microsoft広告をBtoBで評価する方法|問い合わせ単価の上限と資料DLの分け方」で説明しています。

前月との比較と保持期間:[比較]の3つの選択肢と、プロフェッショナル属性統計データの保持期間(2年)

よくある場面

担当者が職務タイプ別の内訳を3年前の配信開始時と比較したいが、プロフェッショナル属性統計データには2年より前の期間が表示されない。

レポートダッシュボードの[比較]では、[以前の期間]・[業界のベンチマーク]・[セルフベンチマーク]と比較できます。プロフェッショナル属性統計データは現在の日付から2年前までしか確認できないため、職務タイプ・会社規模などの内訳は毎月CSVで書き出して保存します。

LinkedIn広告のレポートについて保持期間を比較し、広告アカウント・キャンペーン・広告などのパフォーマンスは10年、プロフェッショナル属性統計データは2年であることを示した図
保持期間は、LinkedIn Marketing APIのドキュメント(Microsoft Learn「Reporting」)の記載による。キャンペーンマネージャーのプロフェッショナル属性統計データについての公式ヘルプにも、2年前までのデータに限られると記載されている。
選択肢比較の対象利用できる単位
以前の期間選択した期間と、別の期間キャンペーン・広告セット・広告
業界のベンチマーク過去90日間の、同業他社による類似する広告セット広告セット
セルフベンチマーク自社のアカウントで実施した、過去90日間の類似する広告セット広告セット

前月との比較には[以前の期間]を使います。2つのベンチマークの対象は過去90日間の類似する広告セットであるため、月ごとの推移ではなく、平均CTRなどの水準を確認する参考値として扱います。

LinkedIn Marketing APIのドキュメントでは、保持期間は、広告アカウント・キャンペーン・広告などのパフォーマンスが10年、職務タイプや職務レベルなどのプロフェッショナル属性統計データが2年とされています。

プロフェッショナル属性統計データは、メンバーのプライバシー保護のために概算値で示され、キャンペーンマネージャーに反映されるまでに少なくとも24時間、最長で48時間かかることがあります。また、各項目を足し合わせた値が、広告セットのパフォーマンスの合計と一致しない場合があります。そのため、月初から48時間以上経過した後に前月分を書き出し、広告セットのパフォーマンスとは別のファイルとして保存します。職務タイプ・会社規模の内訳から、ターゲット外に配信された費用を特定する方法は、コラム「LinkedIn広告のターゲティングと費用|職務タイプ・会社規模の内訳で狙いの外を絞る」で説明しています。

LinkedIn広告アカウント診断では、問い合わせとリード獲得フォームのリードを分けて数える

広告主のWebサイトで発生した問い合わせと、リード獲得フォームのリードの数え方は、TAMKOのLinkedIn広告アカウント診断の確認項目に含まれます。

LinkedIn広告アカウント診断の確認項目のうち、この記事の内容に当たる「自社サイトの問い合わせと、リード獲得フォームのリードの数え方」に印を付けた図
診断ページに掲載している確認項目(文言は同ページの記載のまま)。この記事の内容は、3つ目に当たる。

この確認項目は、診断ページでは「成果の数え方」として、「管理画面の成果の数で割ると、単価は実際より安く見えます。判断には問い合わせの数を使い、資料DLは途中の行動として別の単価で評価します。毎月の報告で3つを分けて見る形をお渡しします。」と説明しています(3つは、問い合わせ(クリック後)・表示後のコンバージョン・資料DLを指します)。診断ページのよくある質問では、「リード獲得フォームで集めたリードも見てもらえますか?」に対し、「見ます。管理画面に出るリードの件数と単価を、自社サイトの問い合わせとは分けて数えます。リードの個人情報は拝見しません。」と回答しています。アクセスの範囲については、「閲覧のみの権限で拝見し、診断のあいだ設定には触れません。」と記載しています。

料金は「診断・報告書・説明会まで無料(毎月2社まで)」です。詳しくは診断ページへ。

よくある質問(FAQ)

Q01LinkedIn広告のレポートで、主要結果と結果単価をCSVに書き出せますか?

書き出せません。

公式ヘルプでも、主要結果・結果単価・入札単価などはエクスポートの対象外とされています。CSVでは、広告セットの目的に対応する列(ウェブサイトのコンバージョンではコンバージョン、リード獲得ではリード)を用いて集計します。

Q02キャンペーンマネージャーのレポートの日付は、どのタイムゾーンで区切られますか?

協定世界時(UTC)で区切られます。

日本時間では毎日午前9時に日付が変わるため、月初と月末の件数が、CRMなど日本時間で集計した値と一致しない場合があります。

Q03プロフェッショナル属性統計データは、何年前までさかのぼって確認できますか?

現在の日付から2年前までです。

期間内訳を選択できないため、月ごとの値を残す場合は、[期間]を1か月に設定して毎月書き出し、保存します。

Q04商談の件数を、キャンペーンマネージャーで確認できますか?

ビジネスマネージャーでCRM同期を設定すると、列ビュー[パイプライン]で確認できます。

パイプラインの指標は、過去180日間に広告セットの影響を受けた商談の件数などです。表示までに最大72時間かかることがあります。また、CSVには書き出せません。月次レポートの商談の列には、CRMの件数を、問い合わせ・資料DLを獲得した広告セットの行に記入します。

LinkedIn広告の月次レポートは、目的別に行を分けた1枚の表にまとめ、広告セットごとの今後の対応を決める|まとめ

キャンペーンマネージャーの主要結果は、広告セットの目的によって数える対象が異なり、メッセージ広告では常にメッセージ送信数になります。また、主要結果・結果単価・列ビュー[パイプライン]はCSVに書き出せません。月次レポートは、広告セットのパフォーマンスを毎回同じカスタム列ビューと期間内訳[毎月]で書き出し、目的別に行を分けた1枚の表にまとめます。列には費用・問い合わせ(クリック後)・表示後のコンバージョン・資料DLを分けて記入し、商談の列にはCRMの件数を、問い合わせ・資料DLを獲得した広告セットの行に入れます。判断には直近3か月の費用と問い合わせ(クリック後)の合計を用います。ウェブサイトのコンバージョンを目的とする広告セットは、問い合わせが1件増減しても上限を上回るか下回るかが変わらない場合に継続または見直しとし、それ以外は判断を保留します。資料DLを獲得する広告セットは、商談の件数で判断します。プロフェッショナル属性統計データは2年分しか確認できないため、毎月書き出して保存します。

この記事のポイント

  • 主要結果は、数える対象が広告セットの目的によって異なる。ウェブサイトのコンバージョンではコンバージョン、リード獲得ではリードで、メッセージ広告は常にメッセージ送信数になる。数える対象が異なるため、主要結果は広告セットをまたいで合計しない。
  • 主要結果・結果単価・入札単価と列ビュー[パイプライン]はCSVに含まれない。月次レポートは、広告セットのパフォーマンスを毎回同じカスタム列ビューと期間内訳[毎月]で書き出して作成する。
  • 表の列には、費用・問い合わせ(クリック後)・表示後のコンバージョン・資料DLを分けて記入する。費用を3種類の件数の合計で割った単価は、どの目的の単価にも当たらない。
  • 商談の列には、CRMの件数を、問い合わせ・資料DLを獲得した広告セットの行に記入する。商談は発生月ではなく獲得月で数える。
  • 直近3か月の費用と問い合わせ(クリック後)の合計で評価し、問い合わせが1件増減すると上限を上回るか下回るかが変わる広告セットは判断を保留する。
  • プロフェッショナル属性統計データは2年分しか確認できないため、毎月書き出して保存する。