Amazon広告の推奨入札額を使う前に、損益分岐ACOSから算出したクリック単価の上限と比較する
Amazonのスポンサープロダクト広告で、キーワードの入札額を管理画面の推奨入札額と同額に設定すると、そのキーワードのACOSが損益分岐ACOSを上回る場合があります。
診断サンプルの架空の会社(K社・キッチン用品メーカー・自社ブランド「ケイライフ(架空)」)の例では、一般語の検索語句「計量スプーン ステンレス」の1クリックあたりの売上は195円です。この195円に、原価・販売手数料などを差し引いた後の利益率から算出した損益分岐ACOS(35%と仮定)を掛けると、1クリックあたりの支払額の上限は68円です。この記事では、この額を損益分岐クリック単価と呼びます。説明のため、この検索語句の推奨入札額を110円(入札範囲80〜150円。説明用の架空の数字です)と仮定します。推奨入札額の110円で入札すると、入札戦略が固定入札額で、掲載枠ごとの入札額の調整を設定していない場合でも、1クリックあたりの支払額が上限の68円を最大42円上回る可能性があります。
そこでこの記事では、推奨入札額の算出方法、損益分岐クリック単価の算出方法、動的な入札と掲載枠ごとの入札額の調整による引き上げの考え方、損益分岐クリック単価を推奨入札額と比較して入札額を決める手順、入札額を決める前と変更した後に確認することを、Amazon Adsの公式ヘルプとガイドに基づいて整理します。
この記事の対象読者は、Amazonに自社ブランドの商品を出品し、スポンサープロダクト広告のキーワードの入札額を設定している担当者の方です。
Amazon広告のアカウント診断で、検索語句別・掲載枠別のACOSと、掲載枠ごとの入札額の調整を毎回確認しているTAMKOの立場から解説します。
【結論】Amazon広告の推奨入札額は目安にとどめ、入札額は損益分岐クリック単価以内で決める
推奨入札額は、他の広告の入札額をもとに算出される目安で、自社の商品の利益率は反映されていません。入札額は、動的な入札と掲載枠ごとの入札額の調整による引き上げ後の最大額が、損益分岐クリック単価(1クリックあたりの売上×損益分岐ACOSで算出する支払額の上限)以内に収まるように決めます。

損益分岐ACOSは、販売価格から原価・Amazonの販売手数料・配送費などを差し引いた利益率をもとに求めます。計算方法は「Amazon広告のTACOSとは?損益分岐ACOSでキャンペーンを種類ごとに仕分ける方法」で解説しています。この記事では、算出した損益分岐ACOSをキーワードの入札額に適用する手順を説明します。
推奨入札額とは:類似する広告の過去7日間の入札額から算出される目安で、自社の利益率は反映されない
推奨入札額のとおりに入札すると、キーワードのACOSが損益分岐ACOSを上回る。
公式ヘルプによると、推奨入札額と入札範囲は、過去7日間にインプレッションを獲得した類似する広告の入札額を基に算出され、毎日更新されます。推奨入札額は他の広告の入札額に基づくため、自社商品の原価や利益率は反映されていません。

公式ヘルプは、初めてAmazon広告を利用する場合は推奨入札額を使用し、広告が表示される可能性を高めるには、推奨入札額以上の額で入札を開始することを推奨しています。また、広告主が1回のクリックの価値を推奨入札額より高いと評価する場合は入札範囲を超える額で入札でき、低いと評価する場合は推奨入札額未満でもインプレッションを獲得できる、と説明しています。この「1回のクリックの価値」を自社の実績値から算出したものが、この記事でいう損益分岐クリック単価です。
入札額は、1回のクリックに対して支払う額の最大値として設定する金額です。公式ヘルプ「Amazon Adsオークション」によると、オークションでは入札額だけでなく広告の関連性も評価され、請求額は次点の入札額を上回る場合があるものの、広告主が承認した最大入札額を超えることはありません。ここでいう最大入札額は、後の「動的な入札と掲載枠ごとの入札額の調整」の章で扱う、引き上げを反映した額です。公式ガイド「スポンサープロダクト広告のベストプラクティス」でも、実際に請求されるクリック単価は調整後の最大入札額を超えないとされています。このため、キーワードに設定した入札額と、レポートに表示されるクリック単価(CPC。以下、実際のクリック単価)は一致するとは限りません。
公式ヘルプによると、パフォーマンス見積もり(ベータ版)では、推奨入札額で入札した場合のターゲットごとの1週間あたりの推定インプレッション数を確認できます。
損益分岐クリック単価の算出方法:1クリックあたりの売上に損益分岐ACOSを掛ける
キーワードのACOSは損益分岐ACOSを下回っているが、入札額をどの水準まで引き上げられるかを判断できない。
損益分岐クリック単価は、1クリックあたりの売上(キーワードごとの売上÷クリック数)に損益分岐ACOSを乗じて算出します。この1クリックあたりの売上は、注文単価×コンバージョン率と一致します。

入札額はキーワードなどのターゲット単位で設定するため、計算にはターゲティングレポートのキーワード別のクリック数と売上を使います。注文数は、管理画面では商品購入数(旧称:注文)と表示されます。次の表は、診断サンプルの架空の会社(K社)の例です。K社の「検索ワードレポート」にある一般語の検索語句を、同じ語を完全一致で登録したキーワードとみなし、2025年10月〜2026年9月の12か月の合計から損益分岐クリック単価を算出しています。
| 検索語句 | クリック数 | 売上 | 1クリックあたりの売上 | 損益分岐クリック単価(×35%) | 実際のクリック単価 |
|---|---|---|---|---|---|
| ステンレス 保存容器 | 13,934 | 4,118,879円 | 296円 | 103円 | 72円 |
| 保存容器 ステンレス 密閉 | 8,682 | 2,528,747円 | 291円 | 102円 | 66円 |
| 片手鍋 ステンレス 18cm | 6,451 | 1,674,519円 | 260円 | 91円 | 70円 |
| 作り置き 容器 ステンレス | 5,550 | 1,764,058円 | 318円 | 111円 | 72円 |
| 計量スプーン ステンレス | 2,793 | 544,335円 | 195円 | 68円 | 56円 |
表の金額は1円未満を四捨五入して表示し、計算は端数を含む値で行いました。説明のため12か月の合計をそのまま使っています。実際に算出する際は、「入札額を決める前と変更した後に確認すること」の章のとおり、計算期間から直近7日を除き、セール期間は通常期と分けて集計します。
5つの検索語句はいずれも、実際のクリック単価が損益分岐クリック単価を下回っています。ただし、損益分岐クリック単価は68〜111円と検索語句ごとに差があります。「計量スプーン ステンレス」は、注文単価が約1,512円と他の4つの検索語句(約3,850〜4,540円)より低いため、コンバージョン率が12.9%と他の4つ(5.7〜7.7%)を上回っても、1クリックあたりの売上は5つの中で最も低くなります。
損益分岐ACOSは、広告費を差し引いた利益が0円となる水準です。一定の利益を確保する場合は、1クリックあたりの売上に、損益分岐ACOSより低く設定した目標ACOSを掛けて、目標ACOSで算出したクリック単価の上限を求めます。
動的な入札と掲載枠ごとの入札額の調整による引き上げ後の最大額を、損益分岐クリック単価と比較する
レポートのクリック単価(CPC)が、キーワードに設定した入札額を上回っている。
公式ヘルプ「Amazon Adsオークション」は、入札額を入力する際に「該当する入札単価調整と動的な入札機能を必ず考慮してください」と求めています。入札戦略が「動的な入札 - アップとダウン」(以下、アップとダウン)の場合、1クリックあたりの支払額の最大値(公式ヘルプの「最大入札額」に当たる額。以下、最大額)は、入札額×(1+掲載枠ごとの入札額の調整率)×2です。以下、掲載枠ごとの入札額の調整率を調整率と呼びます。この最大額を損益分岐クリック単価と比較します。

入札戦略は3つあります。公式ヘルプ「スポンサープロダクト広告の入札戦略」によると、「動的な入札 - ダウンのみ」は、販売につながりにくいクリックの入札額を最大100%引き下げます。アップとダウンでは、販売につながる可能性が高いクリックの入札額が引き上げられ、可能性が低いクリックの入札額は引き下げられます。増減の幅は、すべての掲載枠で最大100%です。「固定入札額」では、入札額は調整されません。公式ガイド「スポンサープロダクト広告の「動的な入札 - アップとダウン」に関するガイド」は、アップとダウンを選ぶ場合、入力した入札額の2倍までの支出を許容できるかを確認するよう求めています。
掲載枠ごとの入札額の調整では、検索結果の最上部(最初のページ)・その他の検索結果・商品ページなどに対して、入札額の引き上げ率を個別に最大900%まで設定できます。公式ヘルプ「スポンサープロダクト広告の入札額を調整する」では、引き上げは選択した入札戦略に加えて適用され、入札額1ドル・検索結果の最上部の調整率50%の場合、検索結果の最上部での入札額は1.5ドル、アップとダウンでは最大3ドルになる、と例示されています。
この横棒グラフの例では、推奨入札額のとおりに入力した80円が、検索結果の最上部で最大240円まで引き上げられ、損益分岐クリック単価の111円を上回ります。最大額を損益分岐クリック単価以内に収めるには、入札額を37円(111円÷1.5÷2)まで引き下げる必要があり、これは説明用の架空の入札範囲(55〜110円。次の章の表を参照)の下限を下回ります。最大額が損益分岐クリック単価を上回る場合の対応は、次の2つです。
- 引き上げを設定しない場合は、入札戦略を固定入札額または動的な入札 - ダウンのみに変更し、調整率を見直したうえで、最大額が損益分岐クリック単価以内となるよう入札額を設定する。
- 引き上げの設定を維持する場合は、キャンペーンマネージャーの「入札額調整」タブまたは広告掲載枠レポートで掲載枠ごとの広告費と売上を集計し、引き上げを適用する掲載枠のACOSが損益分岐ACOSを下回っていることを確認する。
アップとダウンで入札額が引き上げられるのは、販売につながる可能性が高いとAmazonが判断したクリックです。こうしたクリックは、クリック全体の平均より購入に至りやすいと考えられますが、その程度はキーワード単位の数値では確認できません。公式ヘルプ「スポンサープロダクト広告の入札額を調整する」では掲載枠の指標をキャンペーン単位で確認するとされているため、対応2もキャンペーンの掲載枠別に行います。
診断サンプルの架空の会社(K社)の例では、一般語(マニュアル)キャンペーンにおける12か月間の掲載枠別ACOSは、検索結果の最上部16.5%、その他の検索結果29.9%、商品ページ36.2%です。検索結果の最上部のACOSは損益分岐ACOSを大きく下回っており、引き上げを維持する根拠になります。一方、商品ページのACOSは損益分岐ACOSを上回っています。掲載枠ごとの入札額の調整は引き上げ率のみを設定する仕組みのため、商品ページの入札額のみを抑える場合は、キーワードの入札額を引き下げたうえで、検索結果の最上部とその他の検索結果の調整率を引き上げ、両掲載枠の入札額を元の水準に戻します。
推奨入札額と損益分岐クリック単価を比較し、入札額の設定方法を4つの区分に分ける
注文単価の低い商品のキーワードで、入札範囲の下限が損益分岐クリック単価を上回っている。
入札戦略が固定入札額で、掲載枠ごとの入札額の調整を設定していない場合は、損益分岐クリック単価が入札範囲のどこにあるかによって、入札額の設定方法を4つの区分に分けます。損益分岐クリック単価が推奨入札額以上であれば推奨入札額で入札を開始し、下回る場合は損益分岐クリック単価で入札します。アップとダウンや掲載枠ごとの入札額の調整を設定している場合は、あわせて引き上げ後の最大額が損益分岐クリック単価以内に収まるかを確認します。

| 区分 | 損益分岐クリック単価の位置 | 入札額の設定方法 | 例 |
|---|---|---|---|
| 1 | 入札範囲の上限以上 | 推奨入札額で入札を開始し、インプレッション数が不足する場合は損益分岐クリック単価を超えない額まで引き上げを検討する | 保存容器 ステンレス 密閉(推奨入札額70円・入札範囲50〜95円・損益分岐クリック単価102円)、作り置き 容器 ステンレス(推奨入札額80円・入札範囲55〜110円・損益分岐クリック単価111円) |
| 2 | 推奨入札額以上、入札範囲の上限未満 | 推奨入札額で入札を開始し、入札額は損益分岐クリック単価を超えて引き上げない | ステンレス 保存容器(推奨入札額85円・入札範囲60〜120円・損益分岐クリック単価103円) |
| 3 | 入札範囲の下限以上、推奨入札額未満 | 損益分岐クリック単価で入札する | 片手鍋 ステンレス 18cm(推奨入札額100円・入札範囲70〜140円・損益分岐クリック単価91円) |
| 4 | 入札範囲の下限未満 | 損益分岐クリック単価で入札し、変更後2週間のインプレッション数とクリック数を変更前の2週間と比較する | 計量スプーン ステンレス(推奨入札額110円・入札範囲80〜150円・損益分岐クリック単価68円) |
この表は、入札戦略が固定入札額で、掲載枠ごとの入札額の調整を設定していない場合の区分です。アップとダウンや掲載枠ごとの入札額の調整を設定している場合は、あわせて前の章で算出した最大額が損益分岐クリック単価以内に収まるかを確認します。
区分4では入札額が入札範囲を下回るため、推奨入札額で入札した場合より、インプレッション数が減少する可能性があります。公式ヘルプでは、推奨入札額未満でもインプレッションは獲得できる一方、入札額が高いほどインプレッション数は増えやすいと説明されています。変更後2週間のインプレッション数とクリック数を変更前の2週間と比較し、表示がほとんどない場合は、入札額を引き上げるのではなく、注文単価やコンバージョン率を高める施策(商品ページの改善・価格の見直し・セット販売)を検討するか、そのキーワードへの入札を停止します。
なお、クリック数が十分にあるにもかかわらず注文が0件の検索語句は、1クリックあたりの売上が0円のため、損益分岐クリック単価も0円です。診断サンプルの架空の会社(K社)の例では、「保存容器 ガラス」が743クリックで注文0件です。このような検索語句は、入札額を決める対象ではなく、除外キーワードの候補として扱います。
入札額を決める前と変更した後に確認すること:注文数・直近7日・セール期間・2週間ごとの推移
注文2件のキーワードで損益分岐クリック単価を算出すると、同じ商品の他のキーワードで算出した値の約2倍になる。
注文数が少ないキーワードでは、1クリックあたりの売上が偶然によって大きく変動するため、算出した損益分岐クリック単価をそのまま入札額に用いません。計算期間からは直近7日を除き、セール期間は通常期と分けて扱います。入札額の変更後は、2週間に1回程度、実際のクリック単価・ACOS・インプレッション数・推奨入札額を再確認します。

注文数は偶然によっても増減し、その幅は、注文数の平方根程度とみるのが統計上の一般的な目安です。増減の幅は、注文が4件であれば±2件(50%)、25件であれば±5件(20%)、100件であれば±10件(10%)で、1クリックあたりの売上も同程度以上の割合で変動します。診断サンプルの架空の会社(K社)の例では、「計量スプーン ステンレス」は12か月で注文360件(月平均30件)のため、変動の幅は1か月分で算出すると約18%、12か月分では約5%です。この記事では、変動の幅が20%程度に収まる注文25件を基準とし、これに満たないキーワードは、1クリックあたりの売上を同じ商品の他のキーワードの値で代用します。ただし、クリック数が十分にあるにもかかわらず注文が0件の検索語句(前の章の「保存容器 ガラス」など)は代用の対象とせず、除外キーワードの候補として扱います。
出品者が出稿するスポンサープロダクト広告では、クリックから7日以内の購入が売上に計上されます。公式ヘルプによると、コンバージョンは広告インタラクションの日付で反映され、ルックバックウィンドウ(クリックから7日間)が終了するまで確定しません。直近7日を含めると1クリックあたりの売上が実際より低く算出されるため、この期間は計算から除きます。
公式ヘルプによると、実際のクリック単価はプライムデー・ブラックフライデー・サイバーマンデーなどの主要なショッピングイベントの数週間前から開催期間中にかけて高くなります。セール期間は1クリックあたりの売上も通常期と異なるため、両者を分けて損益分岐クリック単価を算出します。
入札額の変更後は、公式ガイド「スポンサープロダクト広告の「動的な入札 - アップとダウン」に関するガイド」が示す2週間に1回程度の頻度で、実際のクリック単価・ACOS・インプレッション数・推奨入札額を確認します。入札額を引き上げた場合は、広告費の増加分÷売上の増加分で求める増加分のACOSが、損益分岐ACOSを下回っているかを点検します。推奨入札額が前回の確認時から大きく変動した場合は、4つの区分のいずれに該当するかを再判定します。
TAMKOのAmazon広告アカウント診断で確認すること
この記事で扱った検索語句別・掲載枠別のACOSと、掲載枠ごとの入札額の調整は、TAMKOのAmazon広告アカウント診断で毎回確認している項目です。

診断ページには「現状の配分を続けてよいという判断も、診断の結論です。」と記載しています。診断では、改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添えます。料金は、診断・報告書・説明会まで無料(毎月2社まで)です。
詳しくは、診断ページをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q01推奨入札額はどこで確認できますか?
キャンペーンの作成中に表示され、作成後はキャンペーンマネージャーの「ターゲティング」タブで確認できます。
公式ヘルプによると、推奨入札額と入札範囲は毎日更新されます。
Q02推奨入札額より低い入札額では、広告は表示されませんか?
推奨入札額を下回る入札額でも、インプレッションを獲得することはできます。
公式ヘルプにその旨の説明があります。ただし、入札額が高いほどインプレッション数は増えやすいため、引き下げ後は、変更前後2週間のインプレッション数を比較してください。
Q03セール期間には、損益分岐クリック単価を変えるべきですか?
損益分岐クリック単価は、通常期と分けて算出することをおすすめします。
公式ヘルプでは、実際のクリック単価は主要なショッピングイベントの数週間前から開催期間中にかけて高くなると説明されています。過去のセール期間の1クリックあたりの売上から、その期間の損益分岐クリック単価を算出してください。
Q04損益分岐ACOSではなく、目標ACOSで入札額を決めてもよいですか?
目標ACOSで入札額を決めることもできます。
1クリックあたりの売上に、損益分岐ACOSの代わりに目標ACOSを掛けて、クリック単価の上限を算出します。目標ACOSを損益分岐ACOSより低く設定すれば、算出される額は、両者の差に相当する利益を確保できる入札額となります。
Amazon広告の推奨入札額を使う前に、損益分岐クリック単価と比較する|まとめ
推奨入札額は、過去7日間にインプレッションを獲得した類似する広告の入札額から算出される目安で、自社の利益率は反映されていません。入札額は、動的な入札と掲載枠ごとの入札額の調整による引き上げ後の最大額が、損益分岐クリック単価(1クリックあたりの売上×損益分岐ACOS)以内に収まるように決めます。損益分岐クリック単価が推奨入札額を下回る場合は損益分岐クリック単価で入札し、さらに入札範囲の下限も下回る場合は、変更後2週間のインプレッション数とクリック数を変更前の2週間と比較します。注文数の少ないキーワードは、1クリックあたりの売上を同じ商品の他のキーワードの値で代用します(注文0件の検索語句は除外キーワードの候補とします)。
この記事のポイント
- 推奨入札額と入札範囲は、過去7日間にインプレッションを獲得した類似する広告の入札額から算出され、毎日更新される。自社の利益率は反映されない。
- 損益分岐クリック単価は、1クリックあたりの売上(売上÷クリック数)に損益分岐ACOSを掛けて算出する。
- 動的な入札 - アップとダウンでは入札額が最大2倍になり、そこに掲載枠ごとの入札額の調整率による引き上げが掛け合わされる(入札額×(1+掲載枠ごとの入札額の調整率)×2)。この最大額を損益分岐クリック単価と比較する。
- 損益分岐クリック単価の入札範囲内での位置により、推奨入札額で入札を開始するか、損益分岐クリック単価で入札するかを決める。
- 注文数が25件未満のキーワードは、1クリックあたりの売上を同じ商品の他のキーワードの値で代用する(注文0件の検索語句は除外キーワードの候補とする)。直近7日は計算期間から除き、セール期間は通常期と分けて損益分岐クリック単価を算出する。入札額の変更後は2週間に1回程度、実際のクリック単価・ACOS・インプレッション数・推奨入札額を確認する。