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配信と設定

Microsoft広告の広告スケジュールは、タイム ゾーンを確認してから、時間帯・曜日別の問い合わせ単価と件数にもとづいて設定する

BtoB企業のMicrosoft広告では、問い合わせは平日の9〜18時に集中するという想定から、広告スケジュールで配信をその時間帯に限定している例が多く見られます。

診断サンプルに登場する架空の精密部品メーカーC社では、9〜18時以外(以下、業務時間外)の問い合わせ単価が8,803円で、9〜18時(以下、業務時間内)の8,762円とほぼ同じです。C社が配信を9〜18時に限定すると、問い合わせ単価はほとんど変わらないまま、12か月間の問い合わせ件数の約4分の1を失う計算になります。

本記事では、広告スケジュールを設定する前に確認すべきこと(タイム ゾーンの設定と、時間帯・曜日別の問い合わせ単価と件数)と、その確認手順を、Microsoft広告の公式ヘルプと開発者向けの資料にもとづいて整理します。よくある場面は次の3つです。

本記事の対象読者は、BtoB事業で問い合わせを成果とするMicrosoft広告のアカウントを運用している担当者です。

TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断で、企業からの問い合わせを基準に、アカウントの設定と実績を点検しています。本記事では、その点検の手順にもとづいて解説します。

【結論】Microsoft広告の広告スケジュールは、アカウントのタイム ゾーンを確認してから、時間帯・曜日別の問い合わせ単価と件数にもとづいて設定する

広告スケジュールを設定する前に、アカウントのタイム ゾーンとスケジュールの時刻の基準を確認し、時間帯・曜日別の費用と問い合わせ数を出力します。見直しの対象は、時間帯・曜日の区分のうち、問い合わせ単価が業務時間内・平日より明らかに高く、かつ費用がキャンペーン全体の1割以上を占める区分です。問い合わせが少ない区分は、期待件数(後述)を確認したうえで判断します。

Microsoft広告の広告スケジュールを設定する4つの手順(アカウントのタイム ゾーンと時刻の基準の確認、時間帯・曜日別の費用と問い合わせ数の出力、単価と期待件数による評価、設定の変更と変更前後の同じ長さの期間での比較)を示した図
1つ目の手順で配信とレポートの時刻の基準を確認し、2つ目の手順でレポートの時刻を日本時間にそろえてから、3つ目の評価に進む。

アカウントのタイム ゾーンが日本時間以外の場合、時間帯別のレポートの時刻が日本時間とずれ、広告スケジュールの時刻の基準がアカウントのタイム ゾーンの場合は配信時刻もずれます。そのため、最初にタイム ゾーンを確認します。

Microsoft広告の広告スケジュールとは:曜日と時間帯ごとに配信の有無と入札単価調整を設定する機能

よくある場面

広告スケジュールで夜間の入札単価調整を−90%に設定しても、その時間帯の広告の表示回数が0にならない。

広告スケジュールは、曜日と開始・終了時刻で広告を配信する時間帯を指定し、その時間帯ごとに入札単価調整を設定する機能です。調整の範囲は+900%から−90%で、−90%に設定しても入札単価は0になりません。

Microsoft広告の広告スケジュールで決める4つの項目として、設定する対象(キャンペーンまたは広告グループ)、曜日と開始・終了時刻、+900%から−90%の入札単価調整、時刻の基準(アカウントと広告ビューアーのどちらのタイム ゾーンを使うか)を示した図
公式ヘルプの記述にもとづいて整理した。4つ目の時刻の基準は、次の章で説明する。

広告スケジュールは、左のメニューの[広告のスケジュール]で[追加]をクリックし、対象のキャンペーンか広告グループを指定して作成します。公式ヘルプ「広告が適切な顧客に表示されるようにする方法」では、広告スケジュールを「曜日または時刻ごとのターゲティング」の1つとして説明しており、曜日と時間帯によるターゲティングはスマート モードでは使用できません。

広告スケジュールの時刻の基準は2つ:アカウントと広告ビューアーのどちらのタイム ゾーンを使うか

よくある場面

Microsoft広告のアカウントのタイム ゾーンが米国の太平洋標準時になっており、広告スケジュールで平日9〜18時に設定した広告が、日本時間の未明から午前に配信されている。

広告スケジュールの時刻は、アカウントと広告ビューアー(広告を見るユーザー)のどちらかのタイム ゾーンを基準に解釈されます。アカウントのタイム ゾーンを基準にする場合は、その設定が日本時間(「大阪、札幌、東京」、UTC+9)になっているかを先に確認します。

Microsoft広告の広告スケジュールで平日9〜18時を設定し、時刻の基準をアカウントのタイム ゾーン(太平洋標準時)にした場合、配信時刻は日本時間の火曜から土曜の2〜11時となり、広告ビューアーのタイム ゾーンを基準にした場合(月曜から金曜の9〜18時)からずれることを示した図
アカウントのタイム ゾーンが太平洋標準時(UTC−8)で、広告スケジュールの時刻の基準もそのタイム ゾーンにした場合の計算(説明用)。時差が17時間あるため、平日9〜18時の設定では、広告は日本時間の火曜から土曜の2〜11時に配信される。夏時間(UTC−7)の期間は、時差が16時間になる。

公式ヘルプ「広告が適切な顧客に表示されるようにする方法」によると、広告スケジュールの作成時に、時刻をアカウントのタイム ゾーンと広告ビューアーのタイム ゾーンのどちらに合わせるかを選択します。この2つの選択肢の日本語の管理画面での表記は、管理画面で確認してください。開発者向けの資料によると、時刻の基準を指定しない場合はアカウントのタイム ゾーンが使われます。ただし広告グループでは、2020年9月30日より前は広告ビューアーのタイム ゾーンが既定でした。その日より前に作成した広告グループがあるキャンペーンは、広告グループごとに時刻の基準を確認します。

日本だけに配信するキャンペーンで、設定した時刻と日本時間の配信時刻がずれるのは、アカウントのタイム ゾーンが日本時間以外で、時刻の基準にそのタイム ゾーンを選んでいる場合です。たとえばアカウントのタイム ゾーンが太平洋標準時(UTC−8)の場合、日本時間との時差は17時間です。この場合、金曜9〜18時の設定は日本時間の土曜2〜11時に当たり、日本時間の月曜には広告が配信されません(説明用の計算)。

時刻の基準を広告ビューアーのタイム ゾーンにすれば、国内のユーザーには日本時間の9〜18時に配信されます。ただし、レポートは既定でアカウントのタイム ゾーンの時刻で集計されるため、その設定も確認します。

アカウントのタイム ゾーンの確認と変更:レポートの日付と時刻の基準になる設定

よくある場面

アカウントのタイム ゾーンを変更した日の費用が、前後の日より多く計上されている。

2022年3月以降、タイム ゾーンはキャンペーンごとではなくアカウントごとに設定します。アカウントのタイム ゾーンは、キャンペーンの画面の日付範囲の基準となり、レポートでも既定のタイム ゾーンとして使われます。タイム ゾーンを変更すると、すべてのキャンペーンの日付と時刻の基準が新しいタイム ゾーンに切り替わり、変更日は1日の時間数が24時間から増減します。

Microsoft広告でアカウントのタイム ゾーンを変更したときに、保留中の広告グループの開始日・終了日、レポートの日付と時刻、変更日の時間数と費用が影響を受け、Google広告からの定期インポート、曜日と時間帯によるターゲティング、自動化ルール、課金は影響を受けないことを示した図
公式ヘルプ「アカウントのタイム ゾーンを変更」の記述にもとづいて整理した。変更後、新しいタイム ゾーンでレポートの数値が正しく表示されるまで、1〜2日かかる場合がある。

アカウントのタイム ゾーンは、[設定]>[アカウントの設定]>[アカウント情報]で確認します。公式ヘルプ「アカウントのタイム ゾーンはデータにどのような影響を与えますか?」によると、タイム ゾーンはアカウントの作成時に設定するもので、データの集計にのみ関係し、広告が掲載される地域には影響しません。ただし、広告スケジュールの時刻の基準がアカウントのタイム ゾーンの場合は、前の章のとおり配信時刻にも影響します。レポートのタイム ゾーンは、レポートごとに個別に変更できます。アカウントのタイム ゾーンが日本時間以外の場合は、レポートのタイム ゾーンを「大阪、札幌、東京」に変更して出力し、問い合わせフォームの受付記録の時刻と照合します。

アカウントのタイム ゾーンを変更した直後は、データが空の時間帯や、通常の2倍のデータが計上された時間帯が表示されることがあり、レポートの数値が正しく表示されるまで1〜2日かかる場合があります。時間帯・曜日別の集計では、変更日をまたがない期間を選びます。

公式ヘルプ「アカウントのタイム ゾーンを変更」では、タイム ゾーンを変更しても影響を受けないものとして「曜日や時間帯による広告のターゲティング(顧客のローカル タイム ゾーンを使用)」が挙げられています(顧客のローカル タイム ゾーンは、本記事の広告ビューアーのタイム ゾーンに当たります)。一方、時刻の基準をアカウントのタイム ゾーンにした広告スケジュールで、変更後にどの時刻に広告が配信されるかは記載されていません。アカウントのタイム ゾーンを変更した後は、時間帯別のレポートで実際の配信時刻を確認します。

時間帯・曜日別の問い合わせ数の出力方法:集計の単位と、時間単位では取得できない列

よくある場面

曜日と時間帯を組み合わせた表を作成したいが、レポートの集計の単位では両方を同時に選択できない。

開発者向けの資料によると、レポートの集計の単位には1つの値しか指定できません。時間帯別は「時間帯」、曜日別は「曜日」の単位で出力します。曜日と時間帯の組み合わせは、「時間ごと」の単位で出力したデータに、日付から曜日を付けて集計します。

Microsoft広告の時間帯・曜日別のレポートに使う3つの集計の単位として、0〜23時に合算する時間帯(HourOfDay)、曜日ごとに合算する曜日(DayOfWeek)、日付と時刻ごとに出力する時間ごと(Hourly)を挙げ、曜日と時間帯の組み合わせは時間ごとの出力に曜日を付けて集計することを示した図
括弧内は開発者向けの資料での名称。日本語名は本記事での呼称で、管理画面での表記は言語設定によって異なる場合がある。

キャンペーンのレポートで取得できる期間は、時間ごとのデータが過去6か月分、日ごとのデータが過去36か月分です。時間帯と曜日の単位でさかのぼれる期間は、開発者向けの資料に記載がありません。12か月間の曜日別の傾向は、日ごとのデータに曜日を付けて集計するか、キャンペーンの画面のセグメント([時間]の[曜日])で確認します。公式ヘルプ「パフォーマンス データを分割する」によると、曜日のセグメントには期間の制限がありません。曜日と時間帯の組み合わせは、直近6か月の時間ごとのデータから集計します。

インプレッション シェアと、予算・広告ランクによるその損失の列は、時間ごと・時間帯の集計では出力できません。予算の不足で配信が減っているかは、日ごとのインプレッション シェアで確認します(関連:コラム「Microsoft広告の予算|配信を制限している上限の見分け方と増額の効果の見積もり」)。

問い合わせ数の列は、問い合わせを数えるコンバージョン目標だけで集計します。資料DLの目標が含まれると、時間帯別の問い合わせ単価が実際より低く算出されます(目標の確認方法:コラム「Microsoft広告のコンバージョン設定|取り込んだ目標とUETの二重計上の確認方法」)。

なお、左のメニューの[広告のスケジュール]の画面でも、表示する期間(日・時間・週・月など)を選んで、広告スケジュールの実績を表示できます。

業務時間外と土日の配信を続けるかの判断:C社の例と、問い合わせ件数が少ない場合の考え方

よくある場面

取引先が企業のため、広告スケジュールを平日9〜18時に限定することを検討している。

業務時間外の問い合わせ単価は業務時間内と、土日の単価は平日と比較します。単価が同程度であれば配信を続け、明らかに高い区分は、費用の割合と期待件数を確認してから見直します。

Microsoft広告の時間帯別の成果の例。診断サンプルに登場する架空の会社C社について、12か月間の費用と問い合わせの割合を0〜23時の時間帯ごとに表したグラフで、業務時間外(9〜18時以外)が費用の25.2%・問い合わせの25.1%を占め、問い合わせ単価は業務時間外8,803円・業務時間内8,762円とほぼ同じであることを示す
診断サンプルに登場する架空の会社C社の12か月間の実績(時刻は日本時間)。費用と問い合わせの割合は各時間帯でおおむね一致し、業務時間外の問い合わせ単価は業務時間内とほぼ同じである。問い合わせ単価は、全体の費用と件数を時間帯別の割合で分けた説明用の数字。

時間帯の例:C社は業務時間外も業務時間内とほぼ同じ問い合わせ単価

区分費用(構成比)問い合わせ(構成比)問い合わせ単価
業務時間内(9〜18時)5,853,255円(74.8%)668件(74.9%)8,762円
業務時間外(9〜18時以外)1,971,952円(25.2%)224件(25.1%)8,803円
合計7,825,207円(100.0%)892件(100.0%)8,773円

C社(診断サンプルの架空の会社)の12か月間の実績では、業務時間外が費用の25.2%、問い合わせの25.1%を占めています。問い合わせ単価は業務時間外8,803円、業務時間内8,762円で、差は1%未満です。合計の8,773円は費用を件数で割った値で、診断サンプルの表示値8,776円との差は、件数を整数に丸めたことによります。アカウント全体では、業務時間外の配信を停止する理由はありません。継続するかは、キャンペーンごとの集計でも確認してから決めます。

アカウント全体の数字は、キャンペーンの構成の影響を受けます。C社(診断サンプルの架空の会社)では、キャンペーン「検索|社名・製品名」が12か月間の問い合わせの69.6%を占め、その単価は1,864円と、「検索|製品の一般語」の27,861円を大きく下回ります(いずれも診断サンプルの表示値で、費用を件数で割った値との差は件数の丸めによる)。アカウント全体の単価だけを見ると、特定のキャンペーンで業務時間外の単価が高い場合に、それを見落とすおそれがあるため、キャンペーンごとにも集計します。

C社の時間帯別の数字は、診断サンプル用に12か月間を時間帯の単位で集計した例です。実際のアカウントでは、時間帯の単位で出力できる期間を確認し、12か月間を出力できない場合は、直近6か月の時間ごとのデータで集計します。

曜日の例と、問い合わせ件数が少ない場合の考え方(説明用の架空の数字)

区分費用(構成比)問い合わせ問い合わせ単価
平日2,000,000円(87.0%)80件25,000円
土日300,000円(13.0%)4件75,000円
合計2,300,000円(100.0%)84件27,381円

この例では、土日の費用300,000円を平日の問い合わせ単価25,000円で割った12件が、土日の期待件数です。土日の単価75,000円は平日の3倍で、費用はキャンペーン全体の13.0%と1割を超えています。土日も平日と同じ単価で問い合わせが得られ、件数の増減が偶然のばらつきだけによると仮定すると(ポアソン分布で計算)、期待件数12件に対して実際の件数が4件以下となる確率は約0.8%です。偶然とは考えにくいため、土日は見直しの対象です。問い合わせ単価の上限を30,000円とした場合(説明用)、土日の75,000円はその2.5倍に当たります(上限の決め方:コラム「Microsoft広告をBtoBで評価する方法|問い合わせ単価の上限と資料DLの分け方」)。

一方、土日の費用が60,000円の場合、期待件数は2.4件となり、平日と同じ単価であっても問い合わせが0件になる確率は約9%です。本記事では期待件数10件を判断の目安とし、10件に満たない区分は、集計期間を延ばしてから評価します。曜日と時間帯の組み合わせは時間ごとのデータ(6か月分まで)でしか集計できないため、6か月で期待件数が10件に届かない組み合わせは、曜日だけ、または時間帯だけの単位にまとめて評価します。

広告スケジュールの設定と変更後の確認:入札単価調整・配信しない時間帯・インポートによる上書き

よくある場面

Google広告で広告スケジュールを変更した後のインポートで、Microsoft広告で個別に設定していたスケジュールが削除されている。

問い合わせ単価が業務時間内・平日より高く、問い合わせ単価の上限以下の区分は入札単価調整の率を引き下げ、上限を超える区分は広告スケジュールの対象から外します。Google広告からのインポートを使う場合は、広告スケジュールを管理する画面を、Microsoft広告かGoogle広告のどちらか一方に統一します。

Microsoft広告の広告スケジュールで業務時間外・土日の配信をどのように設定するかの判断として、期待件数が10件未満であれば集計期間を延ばし、10件以上で問い合わせ単価が業務時間内・平日と同程度であれば配信を続け、単価が高く上限以下であれば入札単価調整を下げ、上限を超えれば広告スケジュールから外す分岐を示した図
本記事で用いる判断の目安を整理した。費用がキャンペーン全体の1割未満の区分は、見直しの対象にしない。「上限」は、問い合わせ単価の上限を指す。

配信しない時間帯(広告スケジュールに含めない曜日・時間帯)は、入札単価調整ではなく、広告スケジュールの対象から外して設定します。設定後は、時間帯別のレポートで表示回数が0になっていることを確認します。自動入札戦略のキャンペーンでは、入札単価調整が設定した割合どおりに反映されるとは限らないため、引き下げの効果は変更前後の問い合わせ単価と件数で判断します。

Google広告からのインポートでは、キャンペーンの広告スケジュール(開始と終了の時・分、入札単価調整)が取り込まれます。公式ヘルプ「Google 広告からインポートできるもの」によると、インポートのオプション[既存アイテムへの更新]で[ターゲティング]を選択している場合、Google広告側で広告スケジュールを変更すると、次回のインポートでMicrosoft広告側の広告スケジュールは削除され、Google広告側の設定に置き換わります。Google広告側で削除した場合は、Microsoft広告側からも削除されます(関連:コラム「Microsoft広告のGoogle広告インポートで設定が戻ったかを変更履歴で確認する方法」)。取り込まれた広告スケジュールの時刻を、Microsoft広告がどちらのタイム ゾーンで解釈するかは公式ヘルプに記載がないため、インポート後に時刻の基準とアカウントのタイム ゾーンを確認します。

変更後の確認:長さと曜日の構成が同じ期間で、変更前後の実績を比べる

広告スケジュールを変更した日を変更履歴で確認し、その前後で同じ長さの期間の実績を比較します。期間は、比べる区分の期待件数が10件以上になる長さとし、曜日の構成をそろえるため7日の倍数とします。確認するのは、問い合わせの件数と単価、配信しない時間帯の表示回数です。

TAMKOのMicrosoft広告アカウント診断で確認すること

TAMKOは診断のページで、Microsoft広告アカウント診断を「BtoBの問い合わせを基準に、検索パートナーの配信先、Google広告からの取り込み、自動で変わった設定、業界と職務まで確認し、続けてよいか・やめるべきものはあるか・広告で伸ばせるかに根拠を添えて答えます。」と説明しています。

診断で確認することと、答えの形

  1. 1
    問い合わせを基準にした評価継続してよいか、停止すべきものはあるか、広告で問い合わせを増やせるかに回答する
  2. 2
    Google広告からの取り込みによる設定の上書き各設定をMicrosoft広告とGoogle広告のどちらで管理するかを判断する
  3. 3
    判断の根拠と検証の方法改善点には設定の手順を、続けてよい点にはその根拠を、判断できないものには検証の方法を添える
診断のページの記載をもとに、本記事の手順と関係する確認項目と、答えの形を整理した。

TAMKOは診断のページで、「現状の配分を続けてよいという判断も、診断の結論です。」と記載しています。本記事で取り上げたC社の業務時間外の配信のように、継続してよいと判断する場合にも数値の根拠が必要です。

TAMKOがMicrosoft広告のアカウントを診断します。診断は無料です(毎月2社まで)。診断の結果は、エグゼクティブサマリー・調査報告書・分析の明細(Excel)でお渡しし、オンラインでの説明会を1回実施します。運用の委託をご検討の場合は、Microsoft広告のお試し運用(1施策・1か月で5万円・税別)もご利用いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q01Microsoft広告では、広告を見るユーザーの現地時刻を基準に広告スケジュールを設定できますか?

できます。

公式ヘルプによると、広告スケジュールの作成時に、時刻をアカウントと広告ビューアー(広告を見るユーザー)のどちらのタイム ゾーンに合わせるかを選択できます。

Q02Microsoft広告では、タイム ゾーンをキャンペーンごとに設定できますか?

できません。

公式ヘルプによると、2022年3月以降、タイム ゾーンはアカウント単位で設定する仕様です。

Q03広告スケジュールの入札単価調整を−100%にして、特定の時間帯の配信を停止できますか?

できません。

入札単価調整は+900%から−90%の範囲です。配信しない時間帯は、広告スケジュールの対象から外します。

Q04Google広告からインポートした広告スケジュールでは、インポート元と同じ時刻に広告が配信されますか?

インポート後に確認が必要です。

取り込まれた広告スケジュールの時刻を、Microsoft広告がどちらのタイム ゾーンで解釈するかは公式ヘルプに記載がないため、インポート後に時刻の基準とアカウントのタイム ゾーンを確認します。

Microsoft広告の広告スケジュールは、タイム ゾーンを確認してから、時間帯・曜日別の問い合わせ単価と件数にもとづいて設定する|まとめ

Microsoft広告の広告スケジュールの時刻は、アカウントと広告ビューアーのどちらかのタイム ゾーンを基準に解釈され、時間帯別のレポートは既定でアカウントのタイム ゾーンにもとづいて集計されます。配信を業務時間に限定する前に、広告スケジュールの時刻の基準とアカウントのタイム ゾーンを確認したうえで、時間帯・曜日別の問い合わせ単価と期待件数をキャンペーンごとに集計してください。問い合わせ単価が明らかに高く、かつ費用がキャンペーン全体の1割以上を占める区分に限り、入札単価調整か広告スケジュールで見直します。

この記事のポイント

  • 広告スケジュールは、キャンペーンまたは広告グループに、曜日と開始・終了時刻で配信する時間帯を指定し、時間帯ごとに入札単価調整(+900%〜−90%)を設定する機能である。
  • 広告スケジュールの時刻の基準は、アカウントと広告ビューアーのどちらのタイム ゾーンにするかを選択する。
  • 2022年3月以降、タイム ゾーンはアカウント単位で設定する。変更すると、すべてのキャンペーンの日付と時刻の基準が切り替わり、変更日の費用とレポートに影響が出る。
  • 曜日と時間帯の組み合わせは「時間ごと」の単位で出力する。インプレッション シェアとその損失の列は、時間ごと・時間帯の集計では取得できない。
  • 業務時間外・土日の配信を続けるかは、問い合わせ単価と期待件数で判断する。C社の例では、業務時間外の単価は業務時間内とほぼ同じである。