Microsoft広告で配信を制限している費用の上限を、キャンペーン予算・共有予算・アカウントの3つの単位で見分け、増額の効果を見積もる
Microsoft広告で、キャンペーンの「配信」列に予算に関する状態が示された場合や、月の途中で広告が表示されなくなった場合に、どの単位の費用の上限に達しているかを確認できていますか。
診断サンプルの架空の会社C社(精密部品メーカー)の例では、キャンペーン「検索|製品の一般語」の12か月の平均の問い合わせ単価は27,861円で、C社が定めた問い合わせ単価の上限30,000円を下回っています。一方で、このキャンペーンでは予算の不足により、表示可能だった機会の13.2%で広告が表示されていません。予算の増額の可否は、平均の問い合わせ単価ではなく、増額による費用の増加分を、増額による問い合わせ件数の増加分で割った値(以下、増分の問い合わせ単価)で判断します。
そこでこの記事では、どの単位の費用の上限が配信を制限しているかを特定する手順を、Microsoft広告の公式ヘルプを根拠に整理します。あわせて、予算によるインプレッション シェアの損失(以下、予算による損失)から増額の効果を見積もる方法を説明します。よくある場面は次の3つです。
- 1日の予算に残額が生じる日もあるキャンペーンで、「配信」列に「対象、予算による制限」と表示されるこのキャンペーンが過去7日以内に予算を使い切ったか、数週間以内に使い切るとMicrosoft広告が判断している
- 月の途中から、アカウントのすべてのキャンペーンで広告が表示されなくなるアカウントの費用が、アカウント単位の上限(広告掲載オーダーの金額または前払いの残高)に達している
- 管理画面で増額した1日の予算が、増額前の金額に戻っているGoogle広告のインポートや自動化ルールが予算を変更している
この記事の対象読者は、BtoB事業で問い合わせを成果とするMicrosoft広告のアカウントを、Google広告と並行して運用している担当者です。
TAMKOは、Microsoft広告アカウント診断で、キャンペーンごとの問い合わせ単価と予算による損失を確認しています。この記事では、その診断で得た知見にもとづいて解説します。
【結論】Microsoft広告の費用の上限は、キャンペーン予算・共有予算・アカウントの3つの単位で設定され、配信を制限している単位は状態の表示箇所で特定する
Microsoft広告の費用の上限は、キャンペーン予算、共有予算、アカウント(広告掲載オーダーの金額または前払いの残高)の3つの単位で設定されます。どの単位の上限が配信を制限しているかは、状態が表示される列とページの違いで特定します。増額の可否は、予算による損失から増額で獲得できる表示回数の最大値を見積もり、増分の問い合わせ単価で判断します。

予算の金額は、キャンペーンごと(キャンペーン予算)または複数のキャンペーン共通(共有予算)で設定します。広告グループ単位の予算はありません。これとは別に、支払いの種類によっては、アカウント単位にも費用の上限(広告掲載オーダーの金額または前払いの残高)があります。3つの単位を順に確認すると、配信を制限している上限を特定できます。
Microsoft広告の予算の種類とは:日額・共有・有効期間と、1日の予算から計算される月の上限
1日の予算を10,000円に設定したキャンペーンで、特定の日の費用が18,000円に達している。
1日の予算は目標額で、費用の上限は月単位で計算されます。日々の費用は通常その2倍未満に調整され、月の上限の超過分は月末に払い戻されます。

公式ヘルプ「予算オプションを確認する」によると、予算の種類は「日額 - 標準」「共有 - 標準」「有効期間」(オーディエンス キャンペーンのみ)の3つです。月の上限は、ヘルプでは「1 か月あたりの予算」と表記されます。1日の予算が10,000円であれば、月の上限は304,000円です(説明用の架空の数字)。曜日による検索量の変化などで日々の費用は増減しますが、通常は1日の予算の2倍未満に調整されるため、この章の冒頭の例の18,000円はこの範囲内です。
Microsoft Advertising API の文書「予算と入札の戦略」には、1日の予算または月の上限に達すると、キャンペーンが自動的に一時停止され、翌日または翌月まで広告が表示されないと記載されています。ただし、1日の費用がいくらに達した時点で一時停止されるかは、公式の文書に記載がありません。
月の途中で1日の予算を変更すると、その月の上限は「変更時点までの費用+変更後の1日の予算×残りの日数」で再計算されます。変更時点までの費用が150,000円、残りの日数が15日の時点で1日の予算を15,000円に変更すると、月の上限は150,000円+15,000円×15日=375,000円です(説明用の架空の数字)。予算の変更は、通常1時間程度で反映されます。
予算センターは、「ツール」の「入札単価 & 予算」から開くか、キャンペーンの表の「予算」列の数値にカーソルを合わせて表示します。
キャンペーン予算の確認:「対象、予算による制限」と「キャンペーン予算不足」の違い
1日の予算に残額が生じる日もあるキャンペーンで、「配信」列に「対象、予算による制限」と表示される。
「対象、予算による制限」は、広告の配信が続く一方で、予算を1日の終わりまで残すために表示の頻度が抑えられている状態です。「キャンペーン予算不足」は、キャンペーンの予算を使い果たしたために、広告の配信が一時停止されている状態です。

公式ヘルプ「配信ステータス」によると、「対象、予算による制限」は、1日の平均予算(ヘルプの表記)が推奨される金額より低く、過去7日以内に1回以上予算を使い切ったか、数週間以内に予算に達すると判断された場合に表示されます。そのため、予算に残額が生じた日があっても、この状態が表示されます。ヘルプのページによっては、この状態が「有効 (制限あり)」、「キャンペーン予算不足」が「予算外」とも訳されています。
ヘルプ「予算オプションを確認する」には、設定した予算に対して入札単価が過大な場合も、超過を避けるために配信が制限されると記載されています。クリック単価の高いキーワードに入札し、かつ1日の予算が少額のキャンペーンでは、1日の予算に対する入札単価の比率も確認します。なお、「配信」列の「自動入札ターゲットによる制限」は、目標コンバージョン単価などの設定値に起因するもので、予算を増額しても解消しません。
「キャンペーン予算不足」の場合、ヘルプには、広告の表示は翌日の開始時に再開され、予算を増額すると当日中に再開できると記載されています。
共有予算の確認:「予算の一時停止」とキャンペーンごとの消化状況
共有予算を使う複数のキャンペーンで、1日の途中から同時に広告が表示されなくなっている。
共有予算は、1日の予算を複数のキャンペーンで共用する仕組みです。対象のキャンペーンの費用の合計がその金額に達すると、共有予算のページの「ステータス」が「予算の一時停止」になります。キャンペーンへの予算の配分は自動で調整されるため、問い合わせ単価が大きく異なるキャンペーンを同じ共有予算に含めている場合は、キャンペーンごとの予算の消化状況と予算による損失を確認します。

公式ヘルプ「複数のキャンペーンの予算を共有」によると、共有予算では、あるキャンペーンで消化されなかった予算を、Microsoft広告が需要の高いほかのキャンペーンに自動で再配分します。共有予算は「ツール」の「入札単価 & 予算」にある「共有予算」のページで管理します。このページの一覧で対象の共有予算を選択すると、キャンペーンごとの消化状況を確認できます。
社名・製品名の検索キャンペーンのように問い合わせ単価が低いものと、問い合わせ単価がその上限に近いものを同じ共有予算に含めている場合は、キャンペーンごとの消化状況と予算による損失を確認し、予算の不足がどちらで生じているかを特定します。予算を個別に設定する場合は、キャンペーンの設定の「キャンペーン予算」で「個別予算」を選択し、1日の金額を入力します。
アカウント単位の上限の確認:広告掲載オーダーの金額・期限と前払いの残高による一時停止
月の途中から、アカウントのすべてのキャンペーンで広告が表示されなくなる。
アカウント単位の上限は、支払いの種類によって異なります。月次請求書では広告掲載オーダーの金額、前払いでは残高が上限です。月次請求書の場合は広告掲載オーダーを使い切るか終了日を過ぎると「一時停止: 有効な IO なし」(IO:広告掲載オーダー)、前払いの場合は残高がなくなると「一時停止: 残高ゼロ」と、アカウントの概要の「エラー」列に表示されます。後払いの「ご利用限度額」は請求の時期を定める金額で、費用の上限ではありません。

月次請求書で支払うアカウントでは、広告の配信に有効な広告掲載オーダー(一定の期間にアカウントで使う金額の上限を定める契約)が必要です。「請求先」の「広告掲載オーダー」のページでは、金額をすべて使ったものは「使用済み」、終了日を過ぎたものは「期限切れ」と表示されます。一時停止を避ける方法として、ヘルプには「バックアップの広告掲載オーダー」(元の広告掲載オーダーの終了日を最大30日延長するか、元の広告掲載オーダーより小さい金額で設定するもの)と、定期的な広告掲載オーダーが記載されています。
広告掲載オーダーが使用済みになる時期は、まだ使っていない金額(以下、広告掲載オーダーの残額。ページの表示は「残高」)と終了日までの日数から見積もります。たとえば、残額が120,000円で終了日まで10日の場合、1日に使える金額は12,000円です。キャンペーンの1日の予算の合計が15,000円で、予算どおりに費用が発生した場合、広告掲載オーダーは8日目に使用済みになる見込みです(説明用の架空の数字)。
前払いのアカウントでは、残高がなくなると、入金されるまで配信が一時停止されます。クレジット カードなどで支払う場合は、残高が少なくなったときに自動で入金するオート リチャージを設定できます。後払いの場合、費用がご利用限度額に達した時点で請求が行われ、広告の配信は継続します。ただし、支払い方法への請求が拒否された場合は、アカウントが「停止」の状態になります。
予算の金額が変わった原因の確認:Google広告のインポート・自動化ルール・共有予算
管理画面で増額した1日の予算が、増額前の金額に戻っている。
公式ヘルプには、予算の金額が自動で変わる原因として、Google広告のインポート、自動化ルール、共有予算の3つが記載されています。変更履歴で、予算の新旧の金額と変更元を確認します。

ヘルプ「予算オプションを確認する」によると、Google広告のインポートを定期的に実行している場合、インポートのたびにキャンペーンが再度有効になり、予算を含む項目がGoogle広告の値に戻ります。Microsoft広告側で予算を管理する場合は、インポートの設定で予算の更新を無効にします。インポートで更新する項目の設定は、コラム「Microsoft広告のGoogle広告インポートで設定が戻ったかを変更履歴で確認する方法」で解説しています。
自動化ルールは、成果指標に関する条件にもとづいて予算を変更する場合があります。共有予算を使うキャンペーンでは、キャンペーンごとに使える金額が、Microsoft広告による配分で変わります。一方、推奨事項の自動適用の対象は「コンバージョン目標の修正」「キーワードとターゲティング」「広告と広告表示オプション」の3種類で、予算は含まれません(関連:コラム「Microsoft広告の推奨事項の自動適用|変更履歴で変更を確認し、停止すべきか判断する」)。
予算を増額した場合の効果の見積もり:予算によるインプレッション シェアの損失と問い合わせ単価の上限
「対象、予算による制限」のキャンペーンで、予算の増額による問い合わせ件数の増加を見積もる必要がある。
増額で獲得できる表示回数の最大値は、予算による損失をインプレッション シェアで割り、現在の表示回数に対する割合として求めます。増額の可否は、増分の問い合わせ単価で判断します。平均の問い合わせ単価が問い合わせ単価の上限を下回っていても、増分の問い合わせ単価は上限を超える場合があります。

インプレッション シェアと予算による損失は、キャンペーンの表の「列を変更」で「競争力 (Voice のシェア)」を選択すると、列として追加できます。公式ヘルプ「広告シェア レポートで成果を確認」によると、これらの指標(ヘルプでは「広告シェア」の指標と呼ぶ)は推定値で、検索トラフィックだけにもとづいて計算され、値が空欄になる場合もあります。その際は、集計期間を延ばして確認します。
インプレッション シェアは、広告が表示される可能性があった総回数に対する、実際の表示回数の推定割合です。この記事では、予算による損失も同じ総回数に対する割合として扱います。これをインプレッション シェアで割ると、増額で獲得できる表示回数が現在の何%にあたるかを求められます。クリック率・クリック単価・問い合わせ率が変わらないと仮定すると、費用と問い合わせ件数も表示回数と同じ割合で増加します。ただし、増額で得た表示でもクリック率と問い合わせ率が維持されるとは限らないため、問い合わせ件数の増加の割合は最大値として扱います。
C社の例(インプレッション シェアは説明用の架空の数字):表示回数は最大20%増、問い合わせ単価の上限までの差は約7.7%
| 項目 | 値 | 根拠 |
|---|---|---|
| 費用 | 3,364,203円 | C社の値 |
| 問い合わせ件数 | 121件 | C社の値 |
| 平均の問い合わせ単価 | 27,861円 | C社の値 |
| 問い合わせ単価の上限 | 30,000円 | C社の値 |
| 予算による損失 | 13.2% | C社の値 |
| インプレッション シェア | 66.0% | 説明用の架空の数字 |
| 増額で獲得できる表示回数の最大値 | 現在の表示回数の20% | 13.2%÷66.0% |
| 費用の増加額(クリック率・クリック単価が変わらない場合) | 672,841円 | 費用×20% |
| 問い合わせの増加件数(クリック率・クリック単価・問い合わせ率が変わらない場合) | 24.1件 | 費用の増加額÷平均の問い合わせ単価 |
クリック率・クリック単価・問い合わせ率が変わらなければ、増分の問い合わせ単価は平均の問い合わせ単価と同じ27,861円で、問い合わせ単価の上限30,000円を下回ります。ただし、上限は平均の問い合わせ単価の約1.077倍のため、増分の問い合わせ単価が平均の問い合わせ単価を約7.7%上回った時点で上限に達します。費用が672,841円増えたときに、増分の問い合わせ単価を上限以下に収めるには、12か月で22.4件以上の問い合わせの増加が必要です。見込みの24.1件との差はわずかです。
増額の原資は、問い合わせにつながっていない配信先や検索語句を除外することで確保できる場合があります。C社(診断サンプルの架空の会社)のアカウント全体では、問い合わせも資料DLも0件の配信先2件と、取引の対象にならない検索語句4語に、12か月で計151.9万円の費用が発生しています。この金額は、「検索|製品の一般語」の費用の増加額(672,841円、約67.3万円)を上回ります。問い合わせ単価の上限の算出方法は、コラム「Microsoft広告をBtoBで評価する方法|問い合わせ単価の上限と資料DLの分け方」で解説しています。
増額の効果の判定:2か月の時点では増分のクリック単価で評価し、問い合わせ率は期間を延ばして確認する
増分の問い合わせ単価は、増額で得たクリックのクリック単価を、そのクリックの問い合わせ率(クリックのうち問い合わせに至った割合)で割った値です。増分の問い合わせ単価が平均の問い合わせ単価を上回るのは、増額で得たクリックのクリック単価が高い場合か、その問い合わせ率が低い場合です。
クリックは問い合わせより件数が多いため、増額前後の各2か月を比較すると、予算による損失が減少したか、クリック数が見積もりに近い割合で増加したかを確認できます。費用の増加分をクリック数の増加分で割った値(以下、増分のクリック単価)も計算できます。一方、問い合わせの増加は、2か月では偶然による変動と区別が困難です。C社の例では、このキャンペーンの問い合わせ件数は2か月で約20件、増額で見込まれる増加は4件程度です。予算を変更しなくても、同じ期間に数件の変動は生じます。
そのため、2か月の時点では、増分のクリック単価で判定します。増額で得たクリックの問い合わせ率が増額前と同じであれば、増分の問い合わせ単価は、平均の問い合わせ単価に「増分のクリック単価÷増額前のクリック単価」を掛けた値になります。C社の例では、増分のクリック単価が増額前のクリック単価の約1.077倍以下であれば、増分の問い合わせ単価は上限以下に収まるため、増額を継続します。この倍率を超える場合は、予算を元の金額に戻すか、増額の幅を縮小します。問い合わせ率は、増額後の期間を延ばし、増額前の問い合わせ率を下回っていないかを確認します。季節変動と区別するため、予算を変更していない社名・製品名の検索キャンペーンの問い合わせ件数の推移もあわせて確認します。
TAMKOのMicrosoft広告アカウント診断で確認すること
この記事で取り上げた3つの作業(配信を制限している上限の単位の特定、予算の金額を変更している設定の確認、増額の効果の見積もり)は、いずれもTAMKOのMicrosoft広告アカウント診断の項目に含まれます。
診断で確認する3つの項目
- 1配信を制限している上限の単位キャンペーン予算・共有予算・アカウント
- 2予算の金額を変更している設定Google広告のインポート・自動化ルール・共有予算
- 3増額の効果の見積もり予算による損失と問い合わせ単価の上限にもとづいて算出する
TAMKOがMicrosoft広告のアカウントを診断します。料金は無料です(毎月2社まで)。「いまの使い方で続けてよいか。やめるべきものはあるか。広告で伸ばせるか。」の3つの問いに、1年分の配信の記録をもとに根拠を添えて回答します。エグゼクティブサマリー・調査報告書・分析の明細(Excel)をお渡しし、オンラインの説明会を1回行います。運用までお任せいただく場合は、Microsoft広告のお試し運用(1施策・1か月で5万円・税別)もご用意しています。
よくある質問(FAQ)
Q011日の予算を超えた費用が発生した日があります。設定の誤りですか?
設定の誤りではありません。
1日の予算は目標額であり、費用の上限は月単位(1日の予算×30.4)で計算されます。月の上限の超過分は、月末に払い戻されます(公式ヘルプ記載)。
Q02広告掲載オーダーの金額を超えて請求されることはありますか?
広告料金が広告掲載オーダーの金額を超えて請求されることはありません(ヘルプ記載)。
ただし、この金額の対象は広告料金のみで、税金は含まれないため、請求額には税金が加わります。
Q03推奨事項の自動適用で、予算が増額されることはありますか?
推奨事項の自動適用は、予算を対象としません。
金額が変わった場合は、変更履歴で変更元を確認します。
Q04P-MAX(パフォーマンス最大化キャンペーン)を共有予算に含めることはできますか?
含められません。
公式ヘルプには、P-MAXとプレミアム ストリーミング キャンペーンは現時点で共有予算に対応していないと記載されています。
Microsoft広告の予算の確認は上限の単位の特定から始め、増額の可否は増分の問い合わせ単価で判断する|まとめ
Microsoft広告の費用の上限は、キャンペーン予算、共有予算、アカウント(広告掲載オーダーの金額または前払いの残高)の3つの単位で設定されます。配信を制限している単位は、状態の表示箇所(キャンペーンの「配信」列、共有予算のページの「ステータス」、アカウントの概要の「エラー」列)で特定します。増額を検討する場合は、予算による損失から増額で獲得できる表示回数の最大値を見積もり、増分の問い合わせ単価が問い合わせ単価の上限以下に収まるかを判断します。
この記事のポイント
- Microsoft広告の費用の上限は、キャンペーン予算・共有予算・アカウント(広告掲載オーダーの金額または前払いの残高)の3つの単位で設定される。
- 1日の予算は目標額で、上限は月単位(1日の予算×30.4)で計算される。日々の費用は通常、その2倍未満に調整される。
- 「対象、予算による制限」は表示の頻度が抑えられている状態を、「キャンペーン予算不足」は予算を使い果たして広告の配信が一時停止されている状態を表す。
- アカウント単位の一時停止は、アカウントの概要の「エラー」列(「一時停止: 有効な IO なし」「一時停止: 残高ゼロ」)で確認する。
- 予算の金額が自動で変わった場合は、変更履歴で変更元(Google広告のインポート・自動化ルール・共有予算)を確認する。推奨事項の自動適用は、予算を対象としない。
- 増額で獲得できる表示回数の最大値は、予算による損失をインプレッション シェアで割って求める。増額後は、2か月の時点で増分のクリック単価を確認し、問い合わせ率は期間を延ばして確認する。
